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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

僕らの街にスカイツリーがやってきて変わったこと、変わってほしいこと

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Img_2445 第一四半期最終日の土曜日はお仕事をすることになって、快晴の下を走り回りたい大木です。

さて、スカイツリー。正式名称は「東京スカイツリー」で、運営会社は「東武タワースカイツリー株式会社」となっています。つまり、東武鉄道が運営しているわけですね。ま、172億という巨額な資本金ですから、全額というわけではないようです。Wikipediaによると、東武鉄道の資本比率は55%となっています。

このスカイツリーが来るまでは、我らが墨田区は高齢化が進み、教育レベルも低く、という状態でした。もちろんそれらは一気に解消されたわけではなく、未だに高齢者の一人暮らしは多く、教育レベルは変わっていません。ただ、観光客が多く来るようになり、若い人達がお店を構えるようになり、若い人の流れができてきているのは事実です。墨田区にお金も落ちるし、よくなりそうな感じ。

と思っていたのはつかの間で、意外とそうでもなさそうです。スカイツリーが存在する最寄り駅は「とうきょうスカイツリー」という観光地みたいな駅名ですが、元々は業平橋という古風な駅名で、その由来もWikipediaに明記されていますが、在原業平だけでなく諸説あるようです。この旧業平橋駅の隣の駅は、かの観光名所「浅草」です。一駅ですから、歩いたところで15分もあれば着いてしまいます。

聞くところによると、「ソラマチに行ったけど、混んでるし高いし、浅草のほうが下町の雰囲気を味わえるお店が多いし」ということで、スカイツリーを見たあとは、浅草で食事をする人が多いそうです。たしかに、震災で外国人がいなくなってガラガラになっていた浅草とは大違いで、平日でもものすごい人出です。南北に走る仲見世のみならず、東西にまたがる新仲見世も人にぶつからずに歩くのが大変なくらい。

やはり、観光に来られた方々は外国人も含め、オシャレなお店だけでなく、下町らしいお店を求めているようですね。スカイツリーは近代建築でも、この辺りで食べたいものはオシャレなフレンチではないようです。浅草で名物の天丼屋さんの行列はますます長くなり、花やしき辺りのもつ焼き屋さんには、普段見ないほどの人がもつ焼きを頬張る姿が見られます。

そういう意味でも、地元墨田区にはもっと下町らしいお店が求められているような気がします。コジャレたカフェではないようですね。個人的には、コジャレたお店もほしいですが。(笑)

こういうニーズはこれからも増えるのでしょうね。僕は飲食業をやるつもりはありませんが、やりたい方はぜひご一考いただけると、と思います。

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