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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

横浜ベイスターズ買収で考えたこと

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 野球ファンというか、スポーツファンとしては気になるお話。

球団名は横浜モバゲーベイスターズに決定
 
 DeNAが球団を買収することについて、反対の意を表している球団もあるようですが、別にいいんじゃないですか、というのが僕の本音です。また、社名じゃなくサービス名だから、と言っているのもどうかな、と。メインのサービスなんだろうし。ま、たしかに商品名、サービス名と言い始めると難しくて、オーナーは変わっていないのに2年ごとに球団名が変わるということになりかねないでしょうから、DeNAの場合は子会社に「モバゲー」という会社を作って、そこで運営するとか。しばらくはモバゲーを止めないよ、という意思表現でもあるのでしょう。すごいですね。

 出会い系だの、いろいろなことを言う人がいるようですが、そういう単語を使い始めると、世の中のSNSは全て出会い系であり、ビジネスユースを謳っているLinkedInだってビジネス上の出会いを促すツールであるわけです。こういう批判は意味がないのかな、と。既に球団オーナーになっている企業の中にも、アダルト系の決済サービスをやっている企業もあるようですし、ビジネスの批判をし合ってもしょうがない気がしています。

 ITmediaの読者の皆さんはご存じだとは思いますが、1999年に創立したDeNAは、もともとネットオークションサイトを運営していたんですよね。モバゲーだって、2005年に上場したあとの2006年スタートなんですよね。なので、将来にわたってずっとゲームだけをやり続ける企業じゃないかも知れない。ゲーマーが集まって作った会社でもないですしね。(それだって、ずっとゲームだけの会社とも限りませんしね)

 僕自身は、そんなことよりも気になったのはこの2点。

1.DeNAはベイスターズを保有することで、自社ビジネスに役立つのか。
2.ベイスターズは、オーナーが変わって勝てるようになるのか。

 1は、DeNAがベイスターズを買収する根幹に関わるところ。だから、僕が余計なお世話的なことを感じているだけで、きっとDeNAさんの中では勝算があるのでしょう。野球そのものをゲーム化するとか、野球をネットで魅せていくところに注力されるかも知れません。ソフトバンクがホークスをネット中継し始めたように、違うアピールを考えておられるかも。そこは野球ファンとして期待したいところです。

 2は、大きな問題です。野球ファンの方はご存じの通り1998年に権藤博監督の時に優勝して以来、優勝という言葉から遠ざかっています。あの頃は、権藤監督がいて、大魔神佐々木投手がいて、という球団でした。(遠い目)優勝した頃は川崎に住んでいたのですが、横浜のみならず、川崎も、横須賀も、神奈川県全体でお祝いしていましたね。

 最近では、テレビ放映もなくなり、放映料が入ってこないなど、球団、球界全体に逆風が吹いているのかも知れませんが、こういうことを期に、もっとスポーツが盛り上がるといいな、と考えている次第です。

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