社員研修を削減してはいけないと思う
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4月から入社してきた新入社員や、現社員の社員研修費用を大幅に削減する企業が増えているそうです。この震災の影響で売上、利益の見込みが減ったため、コスト削減の対象になりやすいところだそうです。
たしかに社員研修は、何のためにやっているのか分からないものもありますし、一部では研修室を出ると半分忘れている、家に帰り着いた頃には8割忘れている、と言われることもあるようです。ただ、それは何をやっているか、どのようにやっているか、という問題なのであって、簡単に削減していいものではないように考えています。
当社でも、あまり立派な新入社員研修は出来ないのですが、eラーニングなどを活用して実施しています。社会に出た人たちに、基本動作を体系立てて教えることが必要だと考えているからです。自分自身も、それなりに基本動作は出来ているつもりではいますが、それを体系立てて教えることが出来るか、と言われると、それは別だと思うからなんですよね。
管理職向けの研修も同様に、もっとプロフェッショナルマネージャーとして意識を持ってもらうとか、そのための手法などを身につけてもらうことは、とても大切なことです。それを経営者が体系立てて教えることができるか、というと別でしょうし。
よくよく考えてのことでしょうが、自社と自社の社員を成長させるためにも、本当に削減していいのか、と見直すべきだと考えている次第です。あまりバランスシートばかり見ていないで、社員の顔も見ないといけないですね。
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