起業で大事なことは、ビジネスモデル(収益構造)と目先のご飯
僕がいつも読んでいるライフハッカーに、「先輩起業家が伝授する、起業で陥りやすい間違い5つのポイント+α」という記事がありました。もっともらしいのですが、僕のイメージとはちょっと違う。
ということで、まずはライフハッカーに記載されている、起業家がやりがちな間違いというものは、これらです。
1: 資金調達に頑張る
2: 事業戦略づくりや体制構築がまず大事
3: やりたいことの「ど真ん中」に集中して始める
4: 投資するなら、ダイナミックに
5: 2~3年先を見据えて、大きい戦略を描く
どれも「あぁ、そうだよな」というご指摘なのですが、僕は4以外は間違っているとは言えないんじゃないか、と感じています。
1.資金調達に頑張る
まず、資金調達は大事です。もちろん、借金も出資も安易に募るべきではないのは誰しも分かるところ。しかし、今月のお金に困っているようでは、事業は継続しづらいですよね。そう考えると、必要に応じて資金調達しなくてはならないわけです。自己資金が潤沢なら、その限りではないですが。
2.事業戦略づくりや体制構築がまず大事
ここでは自分が売りたい製品・サービスを作ることに、まずは集中すべき、とありますが、それが明確に決められれば苦労しませんよね。どれに集中することが良いのかを考えるためにも、事業戦略は考えるべきだと思います。それがないと、行き当たりばったりになってしまい、収益構造が伴ってこない可能性があるからです。
3.やりたいことの「ど真ん中」に集中して始める
集中すべき、と書いている次に「小さな規模でスタートさせて、徐々に育てていくほうがよい」とあるので分かりづらいのですが、ここはYes & Noです。スモールスタートで開始することは同意。でも、いつまでも対岸から魚釣りしているような姿勢では、どうかなと思いますし。どこかで飛び込んで本気にならないと、お遊びになってしまう懸念もありますよね。片方で収入を得ながら、もう片方で起業した人が、起動に乗ったケースって、どれくらいあるのでしょうか。
4.投資するなら、ダイナミックに
ここは同意。
5.2~3年先を見据えて、大きい戦略を描く
今度は「日々の取り組みの積み重ねを大切にするほうがよい」とあって分かりづらいのですが、これは事業によって違うでしょうね。特に初期投資を伴う事業の場合には、先を見据えないことには、その初期投資の妥当性が分かりません。だから、先を見据えることは必要ですね。
とまぁ、いろいろ書いてみましたが、ビジネスモデル(収益構造)によって大きく違いますよね。IT企業と言っても、エンジニア常駐型のビジネスと請負開発では資金調達の必要性も違いますし、自社サービスを展開する場合も全く違いますから、一概には言えませんね。
そして、目先のご飯です。今晩の食事に困っているのに、来月の話は出来ないわけです。霞を食って生きていくわけにはいかないのですから、目先の収益、あるいは資金調達ということは避けられないと思います。
まぁ、その昔はITベンチャーでも、資金調達して散在してしまう人たちもいたようなので、こういう懸念が出てくるのも仕方のないことなのでしょうけど。
ちょっとおもしろい記事だったので、自分なりのブレストをしてみた感じです。