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スマートデバイス導入プロ集団のイシン社長です。仕事に関係ない話題も多いです。

学生らしい視点と社会人らしい動きの融合ができるといい

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NPO学生ネットワークWANの理事になって、いろいろな企画を運営する学生たちとのやり取りすることが増えました。
 学生がいきなり、プロジェクトを上手に動かせるか、というとそんなわけはありません。「誰が」「何を」「いつまでに」「どのように」するのか、といった視点を身につけられるようにアドバイスしながらプロジェクトを横からサポートしていくわけです。

 一方で「学生らしい○○」という言葉があります。形容詞なので「これこそ学生らしい○○だ」と特定することは難しいのですが、僕が学生たちに求める「学生らしい視点」というのは、収支を度外視した規模の大きなアイデアとか、我々だと既成概念や制約条件から考えつかないようなポイントを提示してくれることです。
 もちろん、プロジェクトである以上、収支は考えなくてはいけませんし、制約条件内でやらなくてはならないわけですが、それにとらわれずに考えることも必要だと思うんですよね。
 当社の場合ですと、それを合宿で考えたり、会議室に籠もって脳みそを絞るわけですが、そういう視点が欲しいな、と思うのです。

 一方で、だからといって妄想のようにアイデアばかり言い合っていてもプロジェクトは動きませんし、ゴールに到達できません。自分たちが出したアイデアを、どうやって具現化していくか、落としどころを見つけるのは社会人らしい動きであるはずです。もちろん社会人にも言いっぱなしの人はいますが(苦笑)。

 WANは九州発のNPOですが、東京オフィスは弊社に置き、少しずつ東京、関東地区での活動も広げ始めています。ネット社会で完結するものではないので、地道な活動の延長線にあるのですが、これらも次世代の日本、社会を担っていく人たちに役立てば、ということでやっている次第です。

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