iPhoneOS4.0は、マルチタスキングで綿密に周辺企業を飲み込む
日本時間の今朝(というか深夜)、iPhoneOS 4.0が発表されました。詳細は、Gizmodoに書かれていますので、ご覧ください。(リアルタイム更新はこちら)
マルチタスキングを実現するために、後ろで動く機能を最小限にするテクノロジーが実現されているとのこと。これで、バッテリーの消費を最小限に抑えるようにしているようです。ここが難しかったんでしょうね。
僕が気になったのは、iBook Storeです。iPadはKindleと違って電子書籍リーダーではないのです・・・が、電子書籍リーダーにも、なるわけです。ここが全然違うところ。これをiPhoneでも実現するとのことです。これはiPadのiBookを見た人なら分かると思いますが、ものすごいです。めくったページの裏側まで見せてしまうんですから。
そしてここに、iAdという広告モデルを持ち込みました。松尾さんも書かれていますが、日本のモバイルゲーム企業を飲み込んでしまう勢いです。
そして、アプリスペースの使い方も、フォルダベースに変わるようです。それにより、180しか無かったアプリスペースをフォルダに置き換え、今後は2160のアプリインストールすることが出来るようになるわけです。ものすごい数ですね。
そして、僕が注目した法人使用に関して、です。
以前のiPhoneより、データ保護がよりよくなります。E-mailや添付ファイルを暗号化。 各アプリで使う暗号化のためのAPIは開発者に提供されます。 さらにワイヤレスでアプリ取得が可能。つまり今まではiTunesにつないでアプリをとってたわけですが、これからは各社のサーバからそれができるようになるわけです。 いくつかの交換アカウント、サーバサポート。さらにJuniperとCiscoよりSSl、VPNサポートも追加します。
これ、すごくないですか。iTunes経由でなくてもいいと。これで企業で使うiPhoneは、PCに繋がなくても良くなったと言えるわけですね。
夏には発表になるiPhoneOS 4.0が、とても楽しみです。
<参考記事>
iPhone OS 4.0プレビューイベント、質疑応答まとめ!(ギズモード・ジャパン)