責任を取る vs 責任を持つ
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「何かあったら俺が責任を持つから」
僕が30歳になったころの上司が言ってくれた言葉です。親分肌の上司で、とても信頼できる方でした。この上司と一緒だからやれる。そう思ったものです。
最近、政治の世界を含めて「責任を取れ」という話題が多いように感じています。政治家もサラリーマンも同じ。最大の責任は辞めることです。それ以上はできないわけで。まぁ、経営者も株式会社である以上は有限責任。ただ、創業者の場合は個人保証していたりするので、有限責任とはいっても個人に降りかかってくるものです。
「責任を取れ」というのは「辞めろ」と言っているのでしょうが、果たしてそれで良いんでしょうか。それが、今考え得る中で最も良い施策なのでしょうか。なんか違う気がすることがあるんですが。
責任を取って辞めるのは、当人にとって、時に楽な逃げ道かも知れないと思うんです。「辞めるだけで済むのなら」、みたいな。
でも、責任を持って実行することは大変です。もちろん、明確なアウトプットのある仕事の場合ですが。
責任を取るのではなく、責任を持ってやりたい。少なくとも、民間人の僕はそう考えている週末です。
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