段取り八分が分かっているのに出来ないという理由

切込隊長が段取りについて書いておられます。ここに書かれていることのほとんどって、大抵の人は「分かっているよ」と言いたいのではないでしょうか。しかし、実際にはできていない職場が多いように感じます。なぜ？
　現場にいると、あれこれとルーチンが降ってきます。ルーチンは必要な業務であり、毎日、あるいは定期的に行なわなくてはならない。だから優先的に着手する。で、だから、新しいことの段取りをするヒマがない。
「本末転倒だ」というのは簡単だけれど、じゃぁどうすればいいのよ、ということだと思います。中にいる人にとって、分かっちゃいるけどできない、ということは少なくないように思います。
　僕は、こういう時こそ外の力を使えばいいのだと思っています。ソフトバンク時代もそうやって乗り切ってきました。もちろん、外の人にいろいろと説明するのは面倒だし、そもそもどうやって頼りになる人を選べばいいのか分からない。
　ですが、この手間を惜しむと、もっと段取りできなくなってしまうんですよね。経験者は語る、だったりしますが。（汗

　人と会社を元気にする、というのは、こういうところからだと考えています。