沖縄を好きな沖縄人について、日銀支店長の本で読む
沖縄という場所は、非常に僕の肌に合うんですよね。なんか横ノリな感じというか、いい加減というわけではないけれど、ガツガツした感じも受けないところというか。でもって、人なつっこい人が多い。(那覇市内には行かないので、市内だとまた違うのかも知れませんが。)
その沖縄について、10年ほど前に日銀の沖縄支店長(そういう支店があるんですね)だった沼波正(ぬなみただし)さんが、愛情込めて書かれている本を読みました。沖縄の会社が発行しているのですが、残念ながらISBN(国際標準図書番号)を取得していないせいか、あるいは古いせいかわからないのですが、東京で購入することはできなさそうです。僕は那覇空港で購入しました。
僕は兵庫県生まれの大阪出身です。大阪を嫌いではないですが、「好きです!」と大声で言ったこともありません。まぁまぁだよね、といったところでしょうか。これは、東京についても同じです。
この本で沼波さんが絶賛されているのが、沖縄の人は「沖縄が好きです」「沖縄に生まれて幸せです」と、口に出して言う人が多いということ。なんか、他人の土地ながらうらやましく感じるものがありました。
宿泊したところの方が仰っていたのですが、東京からゼネコンが来ると「沖縄人は動きが遅いし、働く量が少ない」と言われてしまうことが多いそうです。で、堪りかねて東京や関東近郊から労働者を連れてくる。ですが、働きすぎて救急車で運ばれることがしょっちゅう起きてしまうとか。沖縄の気候に合わない仕事の仕方なんでしょうか。
いろいろな面で、絶賛ばかりではない沖縄かも知れませんが、単純に自分の故郷を絶賛できるっていいな、と思いました。僕の場合だと、大阪ってそれなりに都会であるせいもあって、いわゆる「ふるさと」って感じもしないですしね。
ということで、このエントリーもゆるゆるな感じで恐縮です。