人の顔が輝くとき

　週末は、とある企業の研修を担当。いろいろな人の、いろいろな思いを聴くことが出来るので、とても幸せになれます。
　いわゆるハードスキル、簿記とか、エンジニアなら技術、あるいはビジネスに関する知識というものがベースに、人は成長していきますよね。
　そして、それらを支えるソフトスキル、例えば精神力とか、思いやりとか、いろいろな心の中から現れるスキル。こちらのほうは、常に成長し続けるとは限らないのがややこしいところですよね。成長を感じることが出来たり、またその後に自信を失ったり。役職が付くと、また悩んだり。

　以前、筋肉というものは、トレーニングをすると勝手についてくるものではない、という話を聴いたことがあります。
　筋肉は、人がトレーニングをすると、今すでに体に付いている筋肉（筋肉ゼロの人はいないので）を傷つけるそうです。それで、傷ついたところがポコッとふくらむような感じになる。それが定着すると筋肉になっていくそうです。なんか説明が下手なんですが、イメージできます？

　ソフトスキルというものは、筋肉に似ている気がします。少し向上したかと思ったら、また悩んだり、何かに挑戦して気付いたり。そして時には、いろいろな出来事で傷ついたり。
　それら全ての総合的なことから、ポコッとふくらんでいくことで、人は一段と成長できるんだろうな、と。それが実感できた瞬間。人の顔は輝くように感じます。なんか僕にしてはくさい文章になってしまったかも知れませんが、そういう輝いた顔を見ることが出来て嬉しかったので、書きたくなりました。