日本企業には、元気になってほしい
先日、とある独立行政法人にお邪魔して、以前中国に駐在していらっしゃった方と久しぶりにお話をする機会がありました。
その中で、中国に拠点を持つ日本企業が、ここ最近いろいろな煽りを受けて苦境に立たされているところが多い、というお話がありました。場合によっては、撤退せざるを得ない企業もあるようです。
80年代〜90年代には、日本企業はいつも人気企業にランキングされていました。日本語を勉強している学生も多かったように感じました。しかし、21世紀になったくらいから、外国企業の中ではあまり人気がなくなってきました。むしろ、中国の大手企業のほうが人気があるくらい。
日本企業の人気は、給与体系以外にマネジメントの問題もあるようです。一つは、マネージャークラスは、いつも日本から来る日本人。もう一つは、日本人マネージャーのマネジメントスタイルの問題。2〜3年くらいで帰るから、中国語は覚えない。中国人相手の事業でも、中国人スタッフに英語を強要する人もいたようです。そのため、共通言語は英語になってしまったり。
だとすると、中国人スタッフは英語を覚えて、英語を主言語とする欧米企業に勤めれば良い、というシンプルな答えに行き着いた人もいたようです。(僕の友人がそうでした)
日本企業も中国から見れば、外資系の一つですよね。優秀な人材は、どの会社も欲しいです。だから、引っ張りだこの人も多くいます。そういう人が多く存在する企業は、こと中国では強いようですね。なるほど。
日本企業の日本人の方々が、中国のスタッフと一致団結して乗り切れる。そういう姿が理想なのかな、なんて思ったりします。僕も、そういうことに関わっていければ、と考えている次第です。今後は、そういった活動も始めたいと思います。