働き方が少し、変わることになりました
こんにちは、竹内義晴です。いつもありがとうございます。
今日は、みなさんにご連絡......というか、ご案内があり、キーボードをたたいています。
この3月から、少し働き方が変わることになりました。
これまで、大きく分けると3つの仕事をしてきました。
- NPO法人しごとのみらいで、組織づくりやコミュニケーションに関する企業研修や講演の仕事
- サイボウズ株式会社で、マーケティングやブランディングの仕事
- 一般社団法人妙高市グリーン・ツーリズム推進協議会でワーケーションの仕事
働き方が変わるのは、この中の3番目「ワーケーションの仕事」についてです。
働き方がどのように変わるのか?
ボクがワーケーションの仕事に関わるようになったのは、2020年6月からです。これまでは週3日間、ハートランド妙高という、妙高市グリーン・ツーリズム推進協議会の事務所があるところに常駐して仕事をしてきました。
今月(2023年3月)から、常駐しないことになりました。その理由は......
- ワーケーションの取り組みが、ある程度方向感が見えたこと
- 仕事はこれまで通りオンラインで(なんならリアルタイムで)できること
- これまで忙しかったこと
対外的な位置づけや、取り組むべきこと、案件があるときの対応については変わりません。これからも「ワーケーションコーディネーター」という肩書はそのままですし、いままで毎月やっていたウェビナーも継続します。これまで築いてきた企業向けのワーケーションや親子ワーケーションなどはこれまで通り行います。
なお、これまでしごとのみらい、サイボウズ、グリーン・ツーリズムで取り組んできたことは、どこかしらで重なる部分も多かったので、これからも継続的に関わっていきます。
一方で、常駐しないことで、自分の時間を大切にし、心にゆとりを持ちながら、楽しく仕事をしたいと思っています。
ワーケーションの仕事をはじめてからの3年間
これまでの3年間は......結構大変でした。大きく分けると......
- 「ワーケーション=観光」というイメージの中での事業化
- 人の移動が制限された、コロナ禍真っ只中での取り組み
- 3つの掛け持ちによる時間的な制約
いまでこそ、「ワーケーションで大切なのって、遊びじゃなくて、仕事だよね」みたいな雰囲気に変わってきましたが、当時の雰囲気はまったく異なり、「何から手をつけたらよいものやら......」という感じでしたね。コロナ禍による観光支援策として政府が推進したこともあり、有象無象な状態だったのも、大変な理由の1つでした。
そもそも人が動かない/動けない中で、企画しても人が集まらなかったり、中止になったりと、実態をつくることが難しい状況でした。
いまだって、すべてがうまく行っているとは全然思っていません。でも、「ワーケーションといえば妙高」みたいに言っていただくことは増えましたし、今年の1月には内閣府の地方創生テレワークアワードで地方創生担当大臣賞をいただくことができました。そんなこともあり「一定の成果は残せたのかな?」と思っています。
また、3つの掛け持ちは、時にしんどいときもありました。特に思い出すのは、2020年の「何かをしなくてはいけない」「結果を出さなくてはいけない」という焦りや、新たなチームでの人間関係の構築。あとは......おかげさまで、昨年本を出版したのですが、それに伴い忙しくなり、時間的、肉体的、精神的に大変なときもありました。
こうして、まとまった文章もあまり書けずに、発信したいこともなかなかできない状況でした。仕事で書く文章と、頭の中になんとなくあることを書くのでは、思考回路がちょっと違うんですよね。本当に書きたいのは、後者だったりするのだけれど。
これまでの3年間を思うと、「まぁ、よくがんばってきたなぁ」と、自分で自分を褒めてあげたいというのが、正直な気持ちです。
得たことも多かった
この3年間で、得たことも本当に多かったです。
1つ目は、仕組みについて。ワーケーション的な取り組みは、2012年からぼんやりと描いてきましたが、この3年間の取り組みで、実際に取り組めるような仕組みや、地域内における人とのつながりができたこと。
2つ目は、地域外の方々とのつながりについて。ワーケーションに取り組む前、ボクの人とのつながりは、あまり多くなかったと思っています。でも、ワーケーションに取り組むようになってから、本当にいろんな方々とのご縁がありました。これは、ボクにとっての宝です。
3つ目は、周囲から知っていただく機会も増えたかなと思います。こういうのって、増やそうと思ってできるものではないから。
ほかにも、挙げたらいろいろありそうだけど、3年前のボクと、いまのボクでは、全然違う人だと思います。これらは感謝、感謝ですね。
少し、時間の余裕が生まれて
先週は、まだいろんなことがわちゃわちゃとあって、じっくりと自分と向き合うことができるのが、今日が初めてなのですが、ゆっくり、思考したり、自分の考えを文章に書いたりできるのがいいですね。ゆっくりと流れる時間がよいです。
いままで、なんだかんだいって、ずっと追われる感覚があったから。
いままで忙しかった分、もう少し、この余韻に浸っていたいなと思っています。時間と心の余裕って、必要だな、やっぱり。
というわけでの、これから
これからは、もう少し、時間的、気持ち的な余裕を確保しながら仕事をしていきたいと思っています。いままで、手を付けたくても、つい、後回しにしがちだった「本当に大切だと思っていること」に、もう少しじっくりと向き合ってみたい。
また、これまでなかなか発信しえなかった「自分の考え」みたいなものを、もう少しじっくりと向き合い、言語化し、伝えてみたい。
あとは、いろんな地域にも行ってみたいです。これまで、ワーケーションについて取り組んできたけれど、最終的に思うのは、なんだかんだ言って「人のご縁だな」ということ。
これからは、多少ふらふらしながら(笑)、さまざまな地域で動いているみなさんや、いろんな企業の方々と、対話したり、お酒を飲んだりしてみたいな。コロナ禍も落ち着いてきましたしね。ワーケーションの実務的なことで、何かお手伝いできることがあれば、お仕事として伺うこともできるのでよかったら呼んでください。
あとは、去年から、働き方が変わるいま、ビジネスパーソンの「これからのキャリア」に関心があって、もう少し真剣に取り組んでみたいと思っています。これまでも、内々では取り組んできたんですけれど、いま、頭の中にあることをもう少し言語化し、表に出しながら、取り組んでいきたいです。
最後に、少しお願い
いろいろと、お声がけいただけることに、とてもうれしく思っています。
一方で、これからの仕事は、価値観が合い、見ている方向が同じで、お互いが尊重できる大切なみなさんと、大切な時間を過ごしていきたいと思っています。利用されるのは、あまり好きではありません。お声がけいただく際には、ブログを読んだり、Twitterを眺めたり、本を読んだりしていただいて、まずは「あぁ、こんな人なんだな」という人となりを知っていただけたらありがたいです。
あと、「これが流行っているから」みたいなことよりも、目的とか、課題感とか、といったものが一致していることがとても大切だと思っています。そういう意味でも、まずは、人となりを知っていただけたらうれしいかなと思います。
若いころだったら、いろんな経験を積むことも大切だと思っています。時には、理不尽な思いをすることも。まぁ、そんなことばかりだったような気もするけれど(笑)
でも、これまで、いろんな経験を重ねてきて「相応の実績は残してきたかな?」とは思っているし、50代になったいま、何かをがまんしたり、「ねばならないこと」をやったりすることよりも、これからは、大切なみなさんと、楽しく、未来を描きながら仕事をしていきたいと思っています。
これからも引き続き、よろしくお願いいたします。