もしも、「ビジネスマンのための、癒しのホテル」があったら・・・
エアコンいらずの妙高もここ数日は暑いので、手帳と、缶コーヒー1つ持って、妙高山が一望できるいもり池に行って、一人の時間を作ることにしています。日陰に入ると、とっても涼しいので。
そしたら、急にあるアイデアが降りてきてしまったので、急いで手帳に書き記しました。叶う、叶わないはさておき、ここに残しておきたいと思います。
そのアイデアとは、妙高でビジネスマンのための施設を経営するというもの。その名を「ハッピーライフワークセンター」とか「ネイチャービジネスセンター」と言います。
その施設は、妙高山のふもと池の平地区か新赤倉地区にあります。
観光地妙高高原にありながら、その施設は観光客のためではなく、ビジネスマンのためにあります。
宿泊施設はもちろん、カフェやセミナールームも併設されています。
カフェには、電源やネット環境、プリンタなど、仕事に必要な機材が整えられ、自由に仕事ができる環境があります。それはまるで、高原の中にあるコワーキングスペース。
そこにいるのは、都会で活躍しているビジネスマン。ちょっと仕事に疲れたので、休暇ついでにこの施設にやってきました。カフェでコーヒーを飲んでゆっくりくつろいだり、棚に置いてある小説を自由に読んだり。でも、ちょっとだけ仕事をしたり。他には、執筆業をされている方やIT関係のビジネスマンもいます。パソコンさえあれば仕事ができるので、Tシャツにジーンズ、サンダルというラフなスタイルで、文章を書いたり、プレゼン資料を作ったり、プログラミングをしたりしています。
仕事に疲れたら、外に出て緑の中を散策します。自然のエネルギーを感じながら歩いていると癒され、行き詰っていた仕事に新しいインスピレーション、クリエイティブなアイデアが降りてきて、「よしっ、やるぞ!」という力が湧いてきます。
施設の中には、セラピールームがあります。そこでは、アロマセラピーやマッサージが受けられるほか、普段、なかなか人に相談ができない経営者やリーダー層は、話すことで日頃、肩に背負っている重たい荷物を下ろすことができ、癒され、カウンセラーの何気ない問いかけに「あ~、そうか!」という気づきが生まれています(こんな感じ)。また、本格的なカウンセリングも受けることができるので、仕事に疲れ、肩の荷を下ろしたい方も相談に訪れています。
食事はビュッフェスタイルです。地元の山菜をふんだんに使った料理に舌鼓を打ちながら、隣に座ったビジネスマンと何気ない会話が生まれます。そこには、意外なシンクロニシティが起こり、新しいビジネスのアイデアにワインがすすみます。
週末の夜には、セミナールームで簡単なセミナーやワークショップが無料で開催されています。そこで、普段抱えている課題についてレクチャーを受けたり、同じ課題を抱えている人同士が悩みを共有して癒されます。
高度なスキルを持っている方は合宿セミナーを開催しています。都会の無機質な会議室ではありません。窓からは木々の緑があふれる非日常の中で、リラックスしながら学ぶことができます。最後の1日は妙高の自然が満喫できる観光がセットになっているので、それが魅力の1つになっています。
この施設では、ビジネスの戦場で疲れた人々が住み込みで働いています。施設の周囲には小さな農場があり、大自然の中で野菜を育てることで暖かい土とふれあい、失いかけていた自分自身を取り戻していきます。そして、お客様の「ありがとう」という言葉に、都会の職場では満たされなかった「働くことの楽しさ」を思い出します。1か月働いたら卒業。エネルギーを蓄え、新しい会社や起業に向けて、新たな人生を歩み始めます。このシステムは、これまで難しかったメンタルヘルスの課題を解決するための手法としてビジネスの現場からも評価され、企業が資金的にサポートし、行政も新しい公共事業として支援してくれています。
・・・というのが、降りてきたアイデアです。
今まで、ビジネスホテルはあったけれど、ビジネスマンのための「癒しの空間」というホテルはなかったかなぁと。しかも、お客さまだけではなくそこで働く人々も、自然と農業、働くことを通じて癒されていくなんて。
こんな施設を妙高でできたら、すっごい楽しいだろうなぁ。ボクもここで働きたいなぁ。コワーキングスペースで原稿を書いたり、セラピールームで相談に乗ったり、合宿のセミナーを開いたり、夜は一緒にお酒を楽しんだり。
あぁ、どうすればこれが実現するのかなんてさっぱり分かりませんが、「応援してやってもいいぞ」という方がいらっしゃいましたらこちらまで。
追伸:
自分一人では難しくても、いろんな人の知恵を集めれば、意外とできるかもしれないなぁ。そのリソースはあるかもなぁ・・・なんて。