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テレワークの課題って、行きつくところは「コミュニケーションの話」なんです

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こんにちは、竹内義晴です。

東京、暑いですね。

なぜ東京か? といいますと、昨日、東京のある企業さんの研修に登壇してきたんです。妙高も「暑いな」とは思っていましたが、北陸新幹線が東京に着いて、駅に降り立ったとき、久しぶりに、本当に久しぶりに、「あぁ、これが東京の暑さだ」と感じました。妙高も暑いっちゃあ暑いんですけど、暑さの質が違うんでしょうね。湿度が低いというか。

さて、昨日登壇してきた研修のテーマは、『テレワークにおける関係構築とコミュニケーション』でした。

いわゆる、「フリーランスが在宅で仕事をする」という形ではなく、「会社員がリモートで仕事をする」という形で、ボクがサイボウズで働き始めたのは2017年。当時のテレワークは、「基本はオフィスで、時々在宅」みたいな感じが一般的で、フルリモートで仕事をしている人はほとんどいなかったわけですが、そんな時代からやっているテレワーカーです。

さて、テレワークでコミュニケーションが分断されたことによって、「メンバーとのコミュニケーションが悪くなった」と感じている方もいらっしゃるんじゃないかなぁと思います。特に、管理職やリーダーの方に多いかもしれません。

だからといって、このご時世、飲みニケーションにも行きにくいので、コミュニケーション不足を補おうと、1on1ミーティングのような「話す機会」を増やしている企業もあるのではないでしょうか。

一方で、一言で1on1ミーティングといっても、1対1で話すのって、トレーニングをちゃんと受けた人でないと、結構、難しいのですよね。何を話したらいいのか分からないし、どんな風に関わったらいいのかも分からないし。

また、メンバーの立場からしても、傾聴や質問をはじめ、ちゃんとトレーニングを積んだ人が話を聞いてくれるならいいけれど、「あの仕事はどうした? え?」のように、尋問みたいな感じだったり、ピリピリしていて緊張感が漂っていたり、上司が会話を振ってくれず、メンバーのほうから「話を盛り上げなきゃ」と、一生懸命にならなくてはいけないのだったら......もう、最悪じゃないですか。

テレワーク下でコミュニケーションの量が減ったからこそ、1on1のような場で話をすることって大切。でも、単に「1on1しろ」だけではうまく会話を組み立てられないので、傾聴や質問の仕方といったコミュニケーションの方法も大切......というわけで、『テレワークにおける関係構築とコミュニケーション』というお話をしてきたのでした。

......と考えると、テレワークの課題っていろいろあるけれど、行きつくところはコミュニケーションの話になるんですよね。

というわけで、テレワークのさまざまな課題に触れつつ、傾聴や質問といったコミュニケーションの話をさせていただいたのでした。

時間と場所の制約がなくなり、多様な働き方ができるようになるテレワーク。離れているからこそのコミュニケーションの課題が解決できるといいな。

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