複業をやるならライフワークバランスや長時間労働の前に「何をやったら充実できるか」を考えるべき
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
ブログはご無沙汰ですね。
先週末、39℃以上の熱が出て2日間寝込みました。今日は熱も下がり、8割方通常運転に戻りました。でも、2日間寝込んで体内時計が狂ったのか、「眠らなきゃ」と思いつつも全く眠くなりません。しかたがないので病み上がりの真夜中、久しぶりにブログを書いています。途中で眠くなるかもしれないけど。というか、眠くなれ。
5月からサイボウズで複業を始めて半年以上経ちました。今までは、気持ち的にも体的にもなんとなく忙しくて、正直なところ、ブログを書く余裕がなかったというか、なんというか。でも、最近それも少し落ち着いてきて、「また、ブログ書こうかな」なんて、思うことが増えてきました。
今日、何について書こうかなーと思っているかを一言で言うと、「複業やるなら、好きなことをやったほうがいいよー」ということを書きたいと思っています。
先日、ある人から、こんなことを聞かれました。
「最近、複業が注目を集めていますが、中には、ライフワークバランスを心配する人や、長時間労働を気にする人もいます。それについて、竹内さんはどう思いますか?」と。
ボクね、以前だったら、この問いに対しては、「そうですよね。長時間労働が気になりますよね」って感じだったと思うんですけど、最近、考え方がちょっと変わってきたんです。
そもそも、複業にライフワークバランスや長時間労働が気になる人は、仕事に対する前提として、「仕事とは大変なものだ」「仕事とは自分の時間を切り売りして、その対価としてお金をもらっている」みたいな、ネガティブな価値観があると思うんです。あるいは、「何かの犠牲の上に成り立っている」みたいな。
だから、ワークとライフのバランスを取ろうとするし、「長時間働くことは悪だ」みたいになってしまうんじゃないかと思います。
でも、もし仮に、仕事が「楽しい」と感じていたらどうでしょう?ゲームに熱中していたら、ずっとやりたいと思うでしょう?好きな彼氏や彼女がそばにいたら、ずっと一緒にいたいと思うじゃないですか?
もっとも、「やりすぎはどうよ」っていう話はあると思いますよ。ゲームのやりすぎも、彼氏や彼女とのやりすぎも。でも、そんなにへとへとになるまで......じゃなかったら、「時間なんか忘れて」は、むしろ「充実している証拠」とも言えます。
もちろん、仕事に対して、そんな感覚を抱けている人は、まだまだそんなに多くはないと思うし、「そんなの、非現実的だよ」という意見もよく分かる。ボク自身、そこまで行っているか?と言われたら、そうじゃないこともたくさんある。原稿が書けないときなんて地獄ですよ。「あー、大変だなぁ。早く終わんないかなー」っていつも思う。まぁ、原稿が書けない愚痴はさておき。
でも、複業って、ある意味、自分のためにするものだから、ボクは、自分がやりたいことをやっていいと思うんです。というより、複業だからこそ、今の仕事では感じられないような、「好き」「楽しい」「面白い」「得意」みたいに感じることをやるべきだと思うんですよ。
もしくは、「この会社のビジョンにはコミットできる」とか、「将来役立ちそう」でもいい。世の中いろんな課題があるから、「こういうことが問題だと思うから、こういうことに取り組みたい。いや、取り組むべきだ!」みたいなことでもいい。とにかく、自分のためになることや、自分の価値観で仕事を選ぶんです。そうすれば、時間はそれほど気にならなくなると思います。だって、好きでやっていることだから。
ボクね、ワークライフバランスという言葉、あまり好きじゃないんです。なぜなら、本来、ワークとライフは分けられないものだと思うから。ライフの一部としてワークがあるんです。天秤にかけて、バランスをとるものではないんです。ワークをしていて楽しいと感じることができれば、ライフも充実する。そういうものじゃないです?
でも、なぜか、仕事 vs それ以外を分けたがるんですよね。「一緒じゃん」と思う。ボクは。週末に「やっぱりスポーツはいいなぁ」と思ってやっているテニスと、「やっぱりやりたいことをやるって充実するなぁ」と思ってやっている複業と、何が違うの?
繰り返しになりますけど、長時間労働を容認するのかとか、そういうことを言いたいわけではありませんよ。今までの副業みたいに、カネだけが目的で、やりたくもないバイトをするなら、それこそ、長時間労働で倒れちゃうから、金銭的な事情などよっぽどのことがない限りやっちゃだめ。
そうじゃなくて、充実感の話をしているんです。
ワークが面白いと感じていたら、「これって、オレの将来にチョー役立つんだぜ。そのために、オレは土曜日、今の仕事に加えて仕事してんだ」って感じだったら、負担じゃなくて、むしろ充実感が得られるはず。
もっとも、今の本業は、今までの労働習慣、今までの価値観の影響で、充実しているとはいいがたい仕事をしている人も多いかもしれない。だからといって、すぐにやめることはできない。だからこそ、複業は自分のやりたいこと、興味があることを選んでやるべきだと、ボクは思います。
複業していいっていう会社はまだまだ少ないかもしれないけど、今後は益々増えていきます。政府が後押ししようとしているし、これからは想像を超えるスピードで労働人口が減っていくのが明らかなので、働き手が足りなくなる。そうすると、「あなたのできる時間だけでいいので、うちでも働きませんか?」となるのは必然。
だから、今すぐに複業しても、しなくてもいいから、今のうちから、「もし、今の仕事以外に仕事をするなら、どんな仕事にチャレンジしたいかな」と考えておくことは、決して悪いことではないと、ボクは思う。
だからといって、決して楽なことばかりではないし、大変なこともあるかもしれない。特に、時間管理とか。そういうことがあることは、実際にやっている立場としても否定はしません。そのあたりは、また、サイボウズ式の記事なんかで書きたいと思っているので、そちらをご参考に。
で、最後に改めて結論ね。ボクは複業をやっていますけど、複業をやるべきか否ということについては、どっちでもいいと思っています。そんなの、自分で選べばいい。
でももし、複業をやるなら、長時間労働とか、そういうことの前に、「何をやったら充実できるか」を考えるべきなんです。
普段、「べき」を使うのはあまり好きじゃないんですけど、今日は結構使っちゃった。
あまりまとまっていないけど、とりあえず書いておきたいと思ったので、さらさらと書いてみました。
現在の時刻はAM2:00。でも......全然眠くならない。あー、神さま、眠らせてー!