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もしも、本当に必要なものだけを作るだけなら、人はどれだけはたらかなくて済むだろう?

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

「もしも、本当に必要なものだけを作るだけなら、人はどれだけはたらかなくて済むだろう?」

ときどき、こんなことを考える。

長時間労働が問題視されているけれど、なぜ、長時間労働になるのかと言えば「作り過ぎる」からだ(と一般化するのは、かなり乱暴だけれども)。

たとえば……世界の3分の1の食料は捨てられているそうだ。モノなり、商品なり、サービスなり、「作り過ぎる」のは、はたらく時間が長くなるひとつの要因ではあるだろう。もし、捨てる分をはたらかなくていいのなら、はたらく時間は3分の1に……はならないかもしれないけれども、でも、もう少し楽になるのではないか(「作っているのは機械だ」という話はさておき)。

人が、会社が成長していくうえで、高い目標はすばらしいことだとは思う。けれども、作り過ぎると資源は消費するし、たくさんはたらかなくてはいけなくなる。余裕がなくなり人間関係をギスギスする。で、作り過ぎたものは捨てられる。なんだか、へんてこなことが起きる。

で、考えてしまうのだ。「もしも、本当に必要なものだけを作るだけなら、人はどれだけはたらかなくて済むだろう?」と。

そういえば、「冷蔵庫」って、食べのもを保存するには便利だけれども、余計なものを蓄えてしまうよね。「お金」もそう。お金のおかげで交換や、消費のタイミングをはかるのは簡単になったけれど、お金を蓄えるために、人は一生懸命働いている。食品でも、なんでも、もし、蓄えることができなければ、保存ができなければ、本当に必要なものだけしか持たなくなるから、その分、はたらかなくてよくなるんじゃないかなー。でも、冷蔵庫がないとその時々のものを調達するためにはたらかなくてはならなくなるか。

それでも、そんなに蓄えなくてよいならば、今のように、夜遅くまではたらかなくてもよくなるのかもね。

今日もお読みいただきてありがとうございます。「冷蔵庫」と「お金」の共通点は「蓄える」こと。

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