心理学が分かると相手の心が読めるのか
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
昨日、ある方に、コミュニケーション心理学NLPについての話をする機会があった。
「心理学」という言葉を出した時に、よくされる質問がある。それは……「相手の心が読めるんですか?」。
心理学の一般的なイメージは、「分析的なもの」ではないかと思っている。「分析的」とは、相手の表情やしぐさ、ジェスチャー、発する言葉などを分析して、「あなたが今、考えていることは、ズバリ……○○ですね!」「あなたって、○○のタイプじゃない?」のように、相手の心の状態を読む感じ。
実際、テレビに出てくる心理学者のイメージは、大体このタイプ。
確かに、そのような一面もないわけではない。
たとえば、NLPでは目の動きを観察して、相手の状態を読み取る方法がある(ちなみに、これを視線解析という)。
視線解析をすることによって、相手が物事を
- 「イメージ」で捉えるのが得意なのか
- 「音や言葉」で捉えるのが得意なのか
- 「感じる」ことで捉えるのが得意なのか
が分かる。
視線解析で分かるのは、あくまでも、物事の「捉え方の傾向」や「得意な情報処理の仕方」であって、「考えていること」ではない。
だから、私には相手の心は読めない。というより、もし、そういうテクニックがあったとしても、あまり読もうとも思わないし、そうとは限らないことを、「分かったように」いうことも好きではない。
逆に、こちらの主観で相手を決めてかかるのは、むしろ危険だと思っている。
表情、声、ジェスチャー、言葉……さまざまな手段を通して、人が表現している内容はとても複雑だ。そして、それらを使って人が表現している内容はとても豊かだ。
だからこそ、こちらの主観で決めてかかるのではなく、相手をよく見て、話を聞いて、状況を感じて、コミュニケーションを取りながら情報を共有することが大事なのではないかと思っている。
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