要は「言い方」――気取らず、飾らず、批判せず言いたいことを言おう
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
オルタナ以前も含めて、ブログを書き始めて結構経ちますが、昔はよく失敗したものです。
今でも思い出されるのが、ブログで職場の同僚を批判してしまったこと。それを同僚が読んでいたんですよね。その後の関係が悪くなりました。
某IT系メディアで書いていたときも大失敗をやらかしました。はてブでいろいろ書かれたときはつらかったなー。あと、オルタナでも何度かあります。レストランでパソコンを開いたら怒られた話とか。思い返せば、誰かや何かをdisったり、愚痴ったりしたときに、失敗したことが多かったような気がします。
そんな経験を繰り返すうちに、「言い方」には気を付けるようになりました。
今は震災があって、多くの人々が過敏になっています。このようなときは、どうしても感情的になりがちで、誰かや何かをdisったり、愚痴ったりしたくなるものです。誰だってそうですよね。
でも、不用意にdisったり、愚痴ったりしてしまうと、逆にdisられたり、反感をかってしまうのもまた事実で、このブーメランが結構痛い。ブーメランを受けることで多少の強さは身に付きます(身に付きました)けど、受け慣れていないと相当こたえます。
自分を守るためにも、「こう伝えたら、どう受け取られるかな?」というのをちょっとだけ考えて、発言することは大事だなと思います。
ボクがすごいなーと常々思っているのは、(前も書いたかもしれないけれど)糸井重里さんです。糸井重里さんのほぼ日での発言は、言いたいことをちゃんと伝えつつも、なんだか、読んでいて実に気持ちがいい。ほんわかとした気分になる。でも、ちょっと考えさせられる。そして、読むたびに「こういう書き手になりたい」と思う。
問題点をズバッと指摘して、論理的にとうとうと語るのもいいかもしれないけれども、ボクはそういうのよりも、糸井重里さんのような語り方が好き。まー、それは人それぞれだからいいけれど、要は「言い方」なんだろうと思います。
誰一人として傷つけないことはできない。けれども、できれば傷つく人は少ないほうがいい。それでも、自分の意見はちゃんと伝えられること......そういう書き手になりたいなと、思うわけであります。
そういえば、かつて、反町隆史さんの「Poison」って曲ありましたよね。「言いたいことも言えないこんな世の中じゃ~」ってやつ。でも、どうだろう?昔に比べたら、ずいぶん言いやすくなってきたんじゃないかな。少なくとも、自由に発信するツールはあるし。まー、直接的な人間関係の部分では、ちょっと言いづらくなっているかもしれないけれども。
気取らず、飾らず、批判せず、言い方に気を付けて、言いたいことを言うことって、大事だと思うのです。