大切なことは、みんな同じなんだなぁ
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
今、仏教やら陽明学やらの本を読んでいます。
事の発端は、本棚にあって、最近読んでなかった天外伺朗さんの本でした。
天外伺朗さんは元ソニーにお勤めで、CDやAIBOを開発した人として知られています。いわゆる技術系の出身です。一方、心理学や仏教にも造詣が深く、理系と人系、両方の知識や知恵を持ち合わせた方という印象です(ちなみに、「天外伺朗」はペンネーム)。
天外伺朗さんの本がきっかけになって、「もう少し仏教のことを知りたい」と思い、仏教の本を読みだし、それから、以前読んだ安岡正篤さんの本がきっかけで陽明学にも興味があったので、ここ数週間は立て続けに、興味があった本を読んでいます。
いくつかの本を読んで思ったのは、「あぁ、大切なことは、みんな同じなんだなぁ」ということでした。それらのいくつかを書き出せば、「一つのことにとらわれない」「AかBかの二元的な思考で判断しない」「あるがままを見る」「内なる声を聞く」「こころを落ち着けて静かな時間を持つ(瞑想や静坐など)」みたいなことです。あと、「大いなるものにつながる(仏教だと「超越的無意識」、心理学だと「集合的無意識」みたいな)」なども。これらは、ボクがトレーナーをしている心理学NLPにも共通する考え方で、「大切なのは、みんな同じなんだなぁ」と思った次第。
また、一般的なイメージで理解されていることと、本当の意味はずいぶん違うのですね。たとえば、仏教はなんとなく「死後の世界」みたいなイメージがありますけど、本当は、よりよく生きるための知恵なのですね。そのほか、ここには書きませんが、「え~!?本当はそういう意味だったの?」ということがあまりにも多く、そんな、本当の意味を知れたのも、よかったなと思います。
昨今はいろんな情報がネットにあり、検索すれば出てきます。けれども、改めて仏教や陽明学に触れてみると、ネットの情報は一般化されたり、歪曲されたりしていて、表面的なものが多いような感じがします。
というわけで、しばらくは古典的な方向に行ってみたいなと思う、今日このごろです。