すべての出来事には意味がある?それとも、ない?
こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。
よく、「すべての出来事には意味がある」なんて言いますよね。「起こることはすべて必然なんだ」とか。
一方、「出来事に意味はない。そこにどんな意味をつけるかが大事なんだ」とも言います。
このような相反する言葉をみると、「どっちなんなんだろう?」と考えたくなります。
たとえば、今手元にある本には、こんな記述があります。
それぞれに意味があり、あなたに何がを与えようとして、そこにあるのです。
その本には、こうも書かれています。
起きたこと自体には意味がありません。
「起きたことにどんな意味を持たせるか」によって、その出来事から受け取るものが決まるのです。
ね?出来事に意味があるのか、それともないのか......って感じでしょう?
まず、出来事そのものについて考えてみました。ボクは、「出来事そのものには意味がない」と考えています。なぜなら、出来事にはいろんな意味づけができるからです。たとえば、交通事故にあったら、「交通事故にあって運が悪かった」のようにネガティブにも捉える人もいるし、「怪我をしなくて運がよかった」のようにポジティブに捉える人もいます。つまり、出来事そのものには意味がなく、「どんな意味を持たせるか」の問題です。
一方、「出来事そのものの意味」はないけれど、「その出来事が起こった意味」はあるのかもしれません。たとえば、交通事故にあったのは、「体に気をつけなさいよ」って意味だとか、「あなたは守られていますよ」って意味だとか。もっとも、これもある意味、意味づけ次第だというところもありますので、「意味がある」という前提にして、「何に気づくか」というところが大切なのかもしれません。
図で表すとこんな感じでしょうか。
起こった出来事が、仮にネガティブなことあっても、それを直視して、「これが起こった背景には、どんな意味があるんだろう?どんな合図なんだろう?」と、その意味を考えてみる。その上で、出来事自体には意味がないので、「この経験が役立つのはどんなシーンだろう?」のように、経験が活かせるポジティブな意味を考えてみる。
そんなところなのでしょうね。