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コンサルティング、コーチング、カウンセリングでは「会話の流れを組み立てる能力」が大事

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

先週の週末はヒューマンアカデミー新潟校にて、土曜日はNLP(コミュニケーション心理学の一種)のプラクティショナーコース、日曜日はマスタープラクティショナーコースでした。

ボクがコミュニケーションスキルで大切にしていることの1つに「会話の流れを組み立てる能力」があります。「会話の流れを組み立てる能力」とは、「最初はこれを話して、次はこれを話して......」のような会話の流れを自分なりに組み立てられること。

なぜなら、「会話の流れを組み立てる能力」がないと、コンサルティングやコーチング、カウンセリングなどで、「何を、どのような順で進めたらいいか分からない」ので、限られた時間内でクライアントの課題解決に向けてうまくリードすることができないからです。

たとえば、文章を書いたりプレゼンしたりする際に大切なこととして「起承転結」という言葉があります。これは、「話の流れ」のことです。流れがあることで自分が言いたいことが上手く伝えられるようになるわけですよね。「話の流れ」が上手く組み立てられないと、話は雑多になり、何を言いたいのかよく分からなくなってしまいます。

論理的な会話の組み立て方については、以前、誠Biz.IDで誰にでも伝わるプレゼン6つのステップという記事を書きましたので、よかったらどうぞ。

実は、コンサルティングやコーチング、カウンセリングも同じで、クライアントとの会話をコントロールする上で「流れ」がとても大切です。ボクはこれを、「コミュニケーションフロー」と読んでいて、次の図ように説明しています。

communicationflow.png

ポジティブなテーマを扱うのか、ネガティブなテーマを使うのかによって順番は少し変わります。また、コンサルティングなら最後の「ギャップを埋める行動を決める」ところが提案に変わります。でも、基本的な流れはみんな同じ。それはそうですよね。「クライアントが抱えている課題を解決する」という主旨はみな同じだから。

もし、「会話の流れを組み立てる能力」がなければ、どんなに傾聴力や質問力を磨いても、限られた時間内でクライアントから本当の課題を聞き出しながら、上手くリードすることはできないでしょう。

それはまるで、車とパーツのような関係です。傾聴力や質問力は車のハンドルやブレーキ、アクセルなどのパーツと同じ。パーツだけでは本当の役割を果たせませんが、パーツを上手く組み立て、車という集合体にすることによって、アクセルやブレーキを使いながら、快適なドライブができるようになるのです。

そんなわけで、ボクの講座では、現場で使う際の実践力を身につけて欲しいので、「会話の流れを組み立てる能力」を大切にしています。

コミュニケーションフローについては、しごとのみらいのホームページでコーチングやカウンセリングが上手くなる5つのステップという記事でも解説していますので、よかったらどうぞ。

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