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「しごと」をもっと楽しくしたい!

仕事の「厳しさ」と「楽しさ」

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こんにちは、しごとのみらいの竹内義晴です。

今日、NHKのあさイチを観ていたら、ゲストに堤真一さんが出ていました。堤真一さんといえば、今やっている朝ドラ「マッサン」に出演されていますが、実はボク、堤真一さんが好きなんですよぉ。番組の中で撮影エピソードを話されていたのですが、その中に「ホントそうだなぁ」と思った言葉があり、ますます好きになってしまいました。

おっと!今日の話のメインはそれではありませんでした。この話の続きは、文末に。

先日、ある社会福祉法人さんにお呼びいただき、「はたらきやすい職場を作る処方箋」というテーマの講演をしてきました。

講演の内容を一言で言えば、一般的に考えられている「厳しいもの」「大変なもの」「つらいもの」という仕事のイメージを、「仕事って楽しくてもいいんだ」「楽しく働くと、いいことがあるんだ」と感じていただくとともに、そのような職場を作るために必要なコミュニケーションのノウハウをお伝えする......という内容でした。

講演先から、講演終了後にとったアンケートを送っていただきました。いくつかあった中で、もっとも印象に残ったのが次のご意見でした。

「仕事とは......自らを鍛える修練の場である」との教えでスタートしました。30年前の事です。楽しく働くという発送は当時は有りませんでした。視野が広がった気がします。

「仕事とは......自らを鍛える修練の場である」――ホント、そうですよね。仕事って修練の場だなと思います。乗り越えなければならないいろんな問題とか、苦労とかありますもん。

いろんな苦労を重ねていらっしゃる方ほど、「仕事を楽しく」なんて言葉を耳にしたら、「バカなこと言うな」と思われるかもしれません。

でもボクは、「修練の場の中にも楽しさってあるんじゃない?」と思っています。たとえば、「今までできなかったことができるようになった」とか、「今までより美しく仕上げることができるようになった」とか。そういうときのうれしさや喜びという感情は、別に悪いことだとは思わないし、むしろ、そういう感情こそが、次の仕事に向かわせてくれるんじゃないでしょうかね。

仕事にはなんとなく、「厳しいもの」「大変なもの」「つらいもの」みたいなイメージがあります。もちろん、程よい緊張感は必要ですし、技を磨いていく努力も必要だと思います。それを「厳しさ」とみるのならそうかもしれません。ボク自身そこを惜しむつもりはないし、逆に現場で「仕事なんて楽なほうがいいじゃん、めんどくせーじゃん」みたいなチャラい感じで言われたら、「お前、そんな気持ちで仕事してんならとっとと帰れよ!」って言ってしまうかもしれないし、言葉にしなくても一緒に仕事をしたいとは思わない。

でも、仮に仕事が、自らを鍛える修練の場だったとしても、その中に「楽しさ」が加わったら、もっと自分で「やりたい」と思うと思うし、仕事の中で味わううれしさや楽しさがあるから、いろんな苦労を乗り越えさせてくれるんじゃないですかね。わかんないけど。

そういう意味では、ボクは単に、仕事に対するイメージを「厳しいもの」「大変なもの」「つらいもの」から、「楽しいもの」に変えたいだけなのかもしれません。

そうそう、冒頭の堤真一さんの話ですが、うろ覚えですが次のようなことを話されていました。

「昔の撮影現場はもっと厳しい感じだった。ほどよい緊張感はもちろん必要だけれども、それだけでは力を発揮できない。力を全部発揮するには楽しさが必要だ。特に若い人はそうだと思うし、持っている力を全部出し切って欲しい。なにより、自分自身も楽しくやりたい」

堤真一さんかっこいいなぁ。ボクも仕事は楽しくやりたいです。

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