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経営者の「悩み相談」の内容が変わってきているそうです

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先日、士業(弁護士や税理士など)の方が登録されている専門家サイトを運営している会社から電話がありました。なんでも、最近、経営者の「悩み相談」の内容が変わってきているのだそうです。

ポイントを要約すると......

  • 以前、経営者からの相談内容は、会社設立や税務の関係、法律に関する相談が中心だったが、最近、「職場のコミュニケーションが上手く行っていない」「経営者自身のメンタル面が気になっている」などの内容が増えている
  • 士業の先生方は専門外なので、対応に苦慮することが多く、「このような相談はカウンセラーのほうがいいのでは?」と、サイト側が提案を受けた
  • カウンセラーを数名お願いしたが、多くのカウンセラーはいわゆる「経営」をしたことが無いため、経営者の相談となると少し雰囲気が違う
  • そこで、経営者の話が聞けて(経営コンサルタント的な)、かつ、カウンセリングができる方を探している

という内容でした。で、ネットを検索してご連絡をいただいたのだとか。

まず、この話を聞いて思ったのは「そうだろうなぁ」ということでした。経営者が抱える悩みって、士業の先生方が直接的にアドバイスする領域もあるでしょうけど、それ以外のことのほうが多いのかもしれません。一方、カウンセラーが対応する領域とも、ちょっと違いますよね。また、カウンセラーは経営者ではない場合も多いので、対応しにくいでしょうし。

ところで、経営者が抱える悩みって、「最近になって変わってきた」のでしょうかね?以前だって同じような悩みを抱えていたんじゃないかな~と思うのですが......なぜ、「最近になって相談の内容が変わってきた」んでしょうね。

一昔前は、青年会議所やロータリークラブなど、経営者が集まる場がもっと活発だったのかもしれません。そこで、悩みを話せたのかな?(よく分かりませんが......)そういう意味では、「最近になって相談の内容が変わってきた」というよりも、経営者が本音を話せる「環境」が少なくなってきたのかもしれません。

以前、ITmediaエンタープライズに寄稿した「なぜ社長はクラブに通うのか」のような、経営者がいろんな話をできる場があるといいんだろうなぁと思います。経営者のための「仕事の悩み相談システム」というのをやっています。よかったらどうぞ。

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