【寄稿】動かぬ彼を動かすには
ITmediaエンタープライズで連載させていただいている「人生はサーフィンのように」。新しい記事を公開していただきました。
今回の記事は、実際に知人から受けた「自ら立ちあげたプロジェクトなのに、まったくやるべきことをやろうとしない同僚がいます。どのようにしたら、彼はやるべきことをやるようになるのでしょうか?」という相談を元に書いたものです。
最初は、「○○の場合は、○○と言おう」というような、言葉のテクニックのようなものを考えていたのですが、話を伺っていくうちに「行動の本質的なところに迫ってみよう」と思いました。
私たちが口にする「○○をやってみたい」には、なんとなくテレビを見ていて「いいなぁ」と思ったものから、使命感に燃えたものまで、さまざまな「やりたいレベル」があります。けれども、それがどんな「やりたいレベル」であっても、周りの人には「○○したい」と同じように伝えます。
それを聞いた側は、内容が魅力的だったり、社会的な意義を感じたり、自分にとってメリットがあるように感じるとき「協力してあげよう」と思います。
けれども、せっかく「協力してあげよう」と思っているのに、当の本人の「やりたいレベル」が低く、なかなか行動を起こしてくれないこともあります。それを見ていると、「言ったことを全然やらないやつだ」「あいつが動くまで放っておこう」と思います。
私たちが日常思う「○○をやってみたい」は「なんとなく」から始まるもの。「とりあえずはじめちゃう?」ぐらいのノリではじめてもいいと思います。けれども、せっかく動かし始めたプロジェクトなら、ある区切りまではきっちりとやり切りたいと思うのですよね。それが、周りの人を巻き込んだ責任だし、協力する側も「形にしたい」と思っているはず。
そのためにも、「行動する動機づけ」を明確にするのは大切なことです。これは、個人についても、組織についても、同じことが言えると思います。
よかったら読んでみてください。