ただの変わり者と、ただの珍獣
「あまり多くの人が来なくていいんじゃないですか?」
あ~あ、言っちゃったよ。
普通、イベントと言えば、集客してナンボである。
頑張ってチラシを配って
頭を下げてチラシを置いてもらって
メディアで告知をして
そして、何とか目標を達成する。
「目標達成できて、よかったね!」
それが、普通のイベントである。
だが、今回のイベントは違う。
パネラーから
「あまり多くの人が来なくていいんじゃないですか?」
「内々でいいんじゃないですか?」
という意見が出る、変なイベントなのである。
その理由は、とっても簡単。
パネラーである自分たちが楽しみたいイベントだからである。
もちろん、いろんな出会いがあったほうが楽しい。
だから、できる限りの努力はするし、楽しめるコンテンツを考えた。
けれども、無理して集客しない。
逆に、自分が連れてきたい人を連れてくる。
そんな、変なイベントである。
「集める」のではなく、「集まる」のである。
「どうぞどうぞ、一緒に輪に入って話して、楽しんで帰ってください」
一方的に話を聞くだけではなく
一緒に話せる、とってもフレンドリーな集会だ。
チラシには、「妙高のキーマン」なんてエラソーに書かれているけど
パネラーたちは、実は、キーマンでもなんでもない。
ある人は、こう言った。
「キーマンじゃなくて、どちらかと言えば珍獣なんじゃないですか?」
たしかにそうだ。
どちらかと言えば、ただの変わり者。
どちらかと言えば、ただの珍獣。
変わり者や、珍獣だからこそ
何となく今の社会に生きづらさを感じ
「こうやったらもっと楽しいんじゃないの?」
という視点を持っただけなのかもしれない。
でも、愚痴っているだけではない。
それぞれが実践者である。
そういうパネラーたちも、実は最近出会ったばかりだ。
年齢も、職種も、性別も、やっていることも全く違う。
だが、話してみると意外と楽しい。
近すぎないから、みんな、ざっくばらんに本音で話す。
いろんなことを感じているから、どんどん話が深くなる。
普段、出会うことがない人々との会話は
いろんな気づきや発見、「あ~、なるほどな~」がある。
地域活性化なんてものは、「する」もんじゃない。
社会なんてものは、「変える」もんじゃない。
一人ひとりが楽しく働くこと。
一人ひとりがハッピーに暮らすこと。
一人ひとりの変化によって「変わる」ものである。
個が集まったのが、地域であり、社会である。
「目的」ではなく、「結果」である。
地域や社会を「変える」のは、三流の政治家にでも任せておけ。
「楽しく働き、ハッピーに暮らす?バカばかしい。そんなの、理想でしょ?」
そう言いたいヤツには、言わせておこう。
思いは実現する。
「楽しく働くことなんてできるわけがないよ」
という思いも、ちゃんと実現する。
この集会は、
地域や社会が「変わる」結果を生み出す原因になるのかどうかは
全くの未知数である。
けれども、何かが変わるきっかけぐらいにはなるかもしれない。
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昨日、妙高人材カタログ公開ミーティングの
最後の打ち合わせに行ってきました。
参加する私たちが、とても楽しみにしています。
東京在住の方からもお申込みがあったそうです(すご~い)。
「面白そうだな」と思ったら、触れてみてください。