思考停止を防ぐために、難しいことを分かりやすく伝える
昨日は、新潟市で開催しているNLPプラクティショナーコース3日目でした。
受講者のみなさんお一人お一人がお互いに刺激し合い、学び合い、本当に楽しい楽しい1日でした。
一緒に学んでいるみなさんと(楽しい時間をありがとう!)。
さて、昨日の講座で感じたことを1つ。
コーチングやカウンセリングにおいて
「難しいことを分かりやすく伝える」ということはとても重要です。
なぜなら、難しい言葉を使われると
「それって、どういう意味だろう?」というように、言葉の難しさに意識が向いてしまい
思考がそこで止まってしまう恐れがあるからです。
NLPでは
「何をするか(Doing)」に加えて、「なぜ、それをするのか(Being)」といった
信念や価値観、自己認識(セルフイメージ)を扱います。
これらを相手から聞き出す場合
「あなたの信念や価値観は何ですか?」
「あなたの使命は何ですか?」
などと、直接的に問いかけがちですが
信念、価値観、使命というような難しい言葉は
日常生活の中で出会うことがほとんどないので
「信念?信念って何?そんなこと考えたことないなぁ・・・」と
言葉の難しさに意識が向いたり、イメージしにくかったりして
そこで思考が止まってしまうことがあります。
そこで、相手に問いかける際は
「相手がすぐに理解でき、イメージしやすい言葉を使う」必要が出てきます。
たとえば、
「あなたの信念や価値観は何ですか?」
なら
「あなたが大切にしていることは何ですか?」
「何のために仕事をしているのですか?」
「それをすることは、あなたにとってどんな意味がありますか?」
のような言葉のほうが、平坦で分かりやすいし
「あなたの使命は何ですか?」
なら
「あなたを一言で表すとしたら、どんな人ですか?」
「周りの人から、どんな人って言われたい?」
「もし、この世に神様がいるとして(いるかいないか知りませんが)、
何かしらの役割を与えられているとしたら、何だと思う?」
というような問いのほうが、イメージがしやすいので
考えやすいんじゃないかと思います。
分かりやすさの1つの目安として
「小学生でも分かるぐらいの言葉」を使うのがいいと伝えていますが
相手の思考をスムーズに広げるためのも
言葉の分かりやすさは重要だと考えています。
難しいことを分かりやすく伝える・・・
コーチングやカウンセリングに限らず、ビジネス全般で言えることですけね。