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意味のないことなど1つもない!やりたいことを実現するための「枠」を外すタイミング

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生地が柔らかい洋菓子を作るとき、枠に材料を流し込みます。
そして、オーブンで焼いたり、冷蔵庫で冷やしたりして
ある程度材料が固まったら枠を外します。

なぜ、枠が必要なのか・・・
それは、枠がないと材料が柔らかすぎて形にならないからです。
(↑当たり前ですね)

枠には、大事な役割があるんですね。

「やりたくない仕事はやめて、やりたい仕事をやりましょう」
「価値のない仕事はやめて、社会に役に立つ仕事をしましょう」
「大学になんて行く意味はありません。早く起業しましょう」

というような情報を見聞きします。

確かに、やりたい仕事ができるのは幸せなことですし
社会に役に立つ仕事はすばらしい。
微分積分(……は高校かな?)を知らなくたって実生活にはそんなに困らない。

じゃぁ、やめちゃう?

でも、やりたくない仕事や
価値のない仕事(何が「価値がない」のかはわからないけど)をやめちゃっていいのか
学べるときに学んでおかなくてもいいのかというと
そうでもないんじゃないかと、ボクは思っています。

たとえば、会社に入って間もないころは理不尽ことばかりです。
「俺(私)は、こんなことをするためにこの会社に入ったんじゃない!」
と思うこともたくさんあるでしょう。

でもそれは、本当にやりたい仕事をはじめたときに
理不尽な人への対応を学ぶためにあるのですし
理不尽な体験をしたおかげで、自分がリーダーになったとき
スタッフに理不尽な対応をしてはならないことを知るんですよね。

また、嫌なことに触れることによって
「本当にやりたいこと」が見えてくることもあるんです。
(すごく不味い料理を食べると、本当においしい料理が何かがわかるみたいな)

目の前の課題にケリをつけることも大事。
でも、人生、波は必ずあって、いいことばかりが続くわけではないので
目の前の課題に前向きな意味や価値を見出す能力も、意外と大事だったりします。

洋菓子のデコレーションは美しく、楽しい。
だから、洋菓子を作っていると早くデコレーションしたくなる。
でも、材料が固まる前に枠をはずすと、せっかく作った洋菓子が崩れてしまい
デコレーションしたくでもできなくなってしまう。

「そしたら、また作ればいいじゃん」って意見もあると思いますが
デコレーションは、材料が固まった後でも十分間に合います。
枠を外すのは、材料がある程度固まった後でも大丈夫なんじゃないかなぁと、ボクは思います。

意味のないことなど、1つもない。

目の前の課題を、1つひとつ片付け
今できることを、ちゃんとやっていきたいとボクは思っています。

■補足1

ボクは、今、やりたいことができていなくても
やりたいことのほうに意識のベクトルを合わせておくようにしています。
準備はストイックに(これがなかなか難しいところなんですけどね(笑))。
でも、あとは続ける根気だけで、学歴は関係ないことを知っています。

■補足2

材料が固まりすぎると、枠が外しにくくなります。
枠を外すタイミングが来たら、勇気を出して外すことも大切ですね。

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