地方だからこそ、ネットスーパーが必要な理由
こんにちは、竹内義晴です。
新潟県内の大手スーパーに「原信」があります。
その「原信」が、ネットスーパーを開始したと、県内のテレビやラジオで紹介されています。
・宅配料金は1回315円。
・入会金、年会費は無料。
・品揃えは約3000品目
・価格も含め、店頭とほぼ同様の買い物ができる。
・買い物できる金額は1200円~5万円。
とのこと。
私が「ネットスーパー」という言葉を聞いたのは3年ぐらい前。
都会のほうでは、その存在は身近なのかもしれませんが
「新潟でネットスーパー?」と、最初は不思議な感覚を抱きました。
不思議な感覚とは、「新潟で使う人がいるの?」と思ったからでした。
奥さんとそんな話をしていたら、
「子供ができたばかりのお母さんは、なかなか買い物にもいけないから便利なんじゃない」
とのこと。
でも、よく考えてみると、地方だからこそ必要なのかもしれません。
過疎化・高齢化が進み、限界集落の地域では「買い物難民」という言葉があります。
足や腰が曲がって、歩くのもしんどいお年寄りが買い物に行くのに
バスに乗っていくのを考えれば、宅配料金の315円はそれほど高くはありません。
原信ネットスーパーは、県内全域をカバーしているとのことです。
でも、問題は、お年寄りのみなさんがネットで買い物ができるかどうか。
テレビのレポーターは、「息子さんに電話して買ってもらっては?」と紹介していましたが
わざわざ電話をして注文するのは難しいのかも。
けれども、ネットスーパーが地域の課題を解決する役割を果たしてくれたらいいのにな~と思います。
たとえば・・・
週に数回、お年寄りの自宅に出向き「御用聞き」のようなことができればいいのかもしれません。
スーパーが無理なら、行政の方や民生委員の方がまわることができればいいのかも。
または、インターネットが使える世代が御用聞きをして、まとめ買いすることはできないかな。
御用聞きは、お年寄りの「会話をする機会」にもなるのでいいのではないでしょうか。
もちろん、人件費など、難しい課題はあるのかもしれませんが
社会貢献性の高いビジネスとして、期待したいところです。