周囲に「ウザい!」と思われずにコーチングを実践する
こんにちは、竹内義晴です。
コーチングやカウンセリングがもっと簡単にできるようにするメソッドを作りました。
これについては、近日中にお話していく予定です。
そのモデルについて、Facebookで仲間とやり取りしていたときのことです。
ある仲間は、コーチングについてこう言いました。
「上司からコーチングされて、ウザいと思っている人も多いのでは?」
これをお読みの方の中にも、会社の研修や、ご自身で必要性を感じ
コミュニケーションスキルを勉強された方がいらっしゃると思います。
職場で実践しようとしたとき
「周囲から抵抗された」
「周りから変な目で見られた」
というご経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ちなみに、私も職場で実践するとき、ずいぶん失敗しました。
職場で実践する際、多くの場合「今月からコーチングをはじめます」のように
直接的に伝えることが多いのではないかと思います。
スキルを身につけた側は、習ったことを早く実践してみたいもの。
だから、直接的に伝えたくなるのですよね。
一方、伝えられた側は、初めて聞く言葉に
「また新しいこと始めるの?」「コーチングって何だよ。ウザいなぁ」
などのような抵抗感を抱きます。
日本では、スポーツのコーチのように、上下関係を連想させるのでなおさらです。
この抵抗感が、職場への導入を妨げてしまいます。
私の意見では、コーチングを職場で広めるなら
専門用語を使って、いきなり100%伝えようとするのではなく
「そっとはじめる」のがいいのではないかと思っています。
たとえば、最初からコーチングのために特別な時間を設けるのも1つの方法ですが
多くの人にとっては、「一体何がはじめるの?」って感じです。
それならば、抵抗感を抱かれるような言葉を使わず
同僚やスタッフとお茶をしている時間などを利用して
「そういえば、最近、仕事の中で何か困っていることない?」
「それを解決するために、今どんなことをしているの?」
などのように、日常のコミュニケーションの中ではじめるのはどうでしょうか。
日常の会話なので、抵抗感を抱かれる危険は、かなり軽減できます。
また、コーチングがウザがられる理由の1つに
相手から情報を引き出そうと、しつこく問いかけてしまうことにあります。
日常の会話では、それほど相手から問いかけられることはないので
あまりしつこく問いかけられると「なんか、面倒くさいな~」と思われてしまいます。
ですから、いきなり100%のコーチングをするというよりも
日常の会話の中で「会話のスパイス」的に
コーチングのスキルを使ってみればいいわけです。
もっとも、コーチングというのは
コミュニケーションが上手なリーダーの言葉の使い方や振る舞いを体系化したもの。
元々は、日常の会話の一部だったものを誰かが、「コーチング」と名付けただけ。
日常で実践するほうが、周囲に抵抗感を抱かれず実践できるのではないかと思います。