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「しごと」をもっと楽しくしたい!

仕事を楽しくする2つのポイント

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こんにちは、竹内義晴です。

昨日、これまでしごとのみらいでやってきた活動をホームページにまとめてみました

法人立ち上げ当時のブログ記事も、記録としてまとめました。
「こんな思いがあって、作ったんだな~」と、改めて思いました。

さて……

昨日は、しごとを楽しくする、未来への物語(ストーリー)という記事を書きました。
この中で、しごとのみらいを作った目的を「仕事を楽しくすること」と書きました。

今日は、今、労働者が置かれている状況と
仕事を楽しくしていくために必要な2つのポイントについてお話したいと思います。

まず、労働者が置かれている現在の状況について。
これは、以前Business Media 誠で取り上げていただいた記事です。

私どものアンケート調査によれば、労働者の5人に4人が仕事で悩みを抱えています。

仕事が楽しいか、楽しくないかというのは、「気持ちの状態」ですよね。

たとえば、失恋のときがそうであるように
悩みが大きければ大きい時ほど
「前向きに考えよう」とか「やる気を出そう」とか思っても
なかなかできないじゃないですか。

仕事を楽しくしていくためには、まず、ここから解決していく必要があるのではないかと
ボクは考えています。

仕事を楽しくしていくためには、
大きく分けると、2つのポイントがあるのではないかと思っています。

この図は、3/11の震災が起きたときの特集として
ITmediaエンタープライズさんに寄稿した
こころの処方箋:元気になれない周りの人との関わり方――震災時のメンタルケア
という記事の中の図です。

2つのポイントとは、この図で言うところの

・マイナスな気持ちなら、まず、フラットな状態に戻す
・気持ちがフラット、もしくはプラス側にあるのなら、それをさらにプラスにしていく

です。このステップが必要だと思っています。
震災のような非日常に限らず、日常でもそうです。

「そんなん、当たり前じゃん」

って思われるかもしれませんが、
この2つで、アプローチの仕方が全然違うんじゃないの?と、ボクは考えています。

マイナスな気持ちをフラットな状態に戻すためには
この図にもあるように、
悩みを言葉にしたり、一体感を得られるような環境に入ることが有効です。

なので、カウンセリングや勉強会を開こうと考えました。

また、気持ちをフラットな状態から、プラスの状態に上げるためには
3.11の時にITmediaさんに寄稿した上の図では
「ねぎらいと応援」「背中を押す」と表現しましたが
日常の仕事の中では

・今まで、自分の考え方ではあり得なかった、新しい考え方に触れたとき
・今までできなかったことができるようになったとき
・スキルがアップして、成長感を抱いたとき
・仲間と集って何かの成果をあげたとき
・周りの誰かから「ありがとう」って言われたとき
・目標を達成したとき

このようなときに仕事の楽しさを感じます。

このような環境を、会社の中で味わえればいいのだけれど
その機会がない……という人もいます。

このような体験をするためには
みんなでダイアログを重ねて、1つのプロジェクトを動かしてみたり
社内では触れることができない考えに触れたりする場が必要なんじゃないか。
それが、結果的にスキルアップにつながり、自分の仕事にも活かせれば最高だし
社外のネットワークを形成することで、人と人とのつながりも生まれる。

そういう仕組みを作ろうと考えました。

ボクは、やる気とか仕事の楽しさというものは
自分の意思で「出す」ものではなく
自分の内側から、自然と「出てくる」ものだと思っています。

しごとのみらいでは、この環境を作りたかったんです。

次回は、具体的な活動と、個人、組織、社会との関わりついてお話します。

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