ビジネスやコミュニケーションに観察力を活かす
7/31は、新潟で開催しているNLP講座、第4期の3日目でした。
主に、「観察する」ということをみなさんと一緒に学びました。
私たちは、五感を通じて見て、聞いて、感じることで世界を把握しています(当たり前ですね)。
五感はセンサーのようなものです。
センサーが働くことによって、さまざまな出来事を把握できます。
五感が働かなかったとしたら、いろんな出来事が起きていても
出来事を把握することができません。
たとえば
目が見えなくなったらすごく怖いだろうということは簡単に想像できますし
もし、食事が、栄養はあっても味がなかったら、食事は苦痛になるかもしれません。
情報の入力装置である五感は、人にとって、それほど大切だということですよね。
これほど、五感が私たちに与える影響は大きいのですが
日常、五感を意識することがあまり多くありませんし
五感の使い方を学んだことがある人も、あまり多くありません。
言い方を変えます。
それほど五感が大切なものであるのならば、五感の使い方を磨くことで
今まで気がついていなかったたくさんの情報が入ってくるようになるということなんです。
その1つが、意識をして、相手を観察をするということ。
人は、言葉以外にもさまざまな情報を発信していますから
相手に興味を持ち、意識を持って観察することで
さまざま情報が入ってくるようになるわけですね。
相手にうまく伝わっているのか、
もっとうまく伝えるためにはどうしたらいいのか、その、判断材料にもなりますし
相手が言葉にできていないことを表情や声のトーンなどから把握することで
本当の気持ちを理解することにも役立ちます。
五感を磨くために、いくつかのワークがあります。
たとえば、目を瞑って壁に向かって歩いていき
「ここが壁かな~」と思う部分で止まる……なんてことをします。
人の感覚は非常に優れているので、
目を瞑っていても、そこに壁があることを把握することができます。
実際にやってみると、お分かりいただけるでしょう。
壁から5メートルぐらい離れたところに立ち、壁に向かってゆっくり歩いてみてください。
壁に近づいてくると、何かがあるような感覚を得ることができます。
受講者のみなさんは楽しみながら
五感の面白さについて体験されたようです。
コースの後は懇親会を行いました。
NLPのコースは10日間ありますので
その間、楽しくご参加いただけるように、懇親会を開催しています。
懇親会には、卒業生もお呼びして
NLPを学んでどんな変化があったのか
どんなシーンでNLPを生かしているのかなどを
お伺いすることにしています。
以前卒業された、観光業の方は
お客さまとのコミュニケーションで役立てていそうですし
カウンセラーの方は
深いレベルでのカウンセリングができるようになったと言っていました。
それぞれの形で、みなさんの仕事やビジネス、コミュニケーションに活かされているようでした。
また、紙で、次のようなフィードバックをくれた方もいらっしゃいました。
以下、ご紹介させていただきますね。
・自分自身は変わらないけれど、ものの見方、捉え方の方法を学んだ。・自分はコミュニケーションを図ることが苦手だと思っていた。このことが思い込みだということが分かった。セミナー後、コミュニケーションが上手く図れるようになったかどうかは分からないが、人と関わることが怖くなくなった。
・一番大きかったのは、「客観視する」ということを学んだこと。自分を一歩外から見ることで、新たに見えることがたくさんあった。私は小さい頃のトラウマに30歳を過ぎても悩まされていた。その当時の自分の辛い気持ちに入り込んでしまうと抜け出せずにいた。しかし「恐怖症の治療」(ワークの1つ)を行った際、客観的に昔の自分、今の自分を見ることができた。かなり楽になり、何かが変わった感じがした。トラウマはきっとなくならないが、苦しくなった時、これからはこんな風に自分を見ていこうと思えた。私の人生の中での大きな体験となった。
ということでした。
生の声をお伺いすると、よかったな~と思います。
何かを学ぶのなら、「学んでよかった」と思えるようにしたいものですよね。
そのお手伝いができればいいな~と思いながら、講座を行っています。
新潟県では、NLPを体系的に学び、認定資格を得られる機関は(おそらく)1つしかありません。
もし、ご興味がありましたら、こちらをご覧いただけたらと思います。