「心を動かすもの」って、何だろう?―本来の選挙の姿
妙高市では、今週末に議員選挙が行われます。
そこで、連日選挙カーが走り回っています。
「○○をよろしくお願いします」
「応援、ありがとうございます」
「妙高市のために、全力で働いてまいります」
「○○がみなさまに挨拶にまいりました」
「行動力の○○が……」
「高齢者のために、子どもたちのために」
「雇用を守ります、新たな雇用を作ります」
「みなさまの声を市政に届けてまいります」
「ご支援よろしくお願いいたします」
同じような言葉が選挙カーから流れてくるのですが
でも、なぜでしょう。心に響くものがないのですよね。
身近にも、選挙に立候補されている方が何名かいます。
でも、日常的な関わりがないし、何も分からないので
応援したくでも応援できないのが実際です。
「心を動かすものって、何だろう?」……選挙カーから流れる言葉を聞きながら考えます。
選挙の時だけ選挙カーで応援をお願いすることより、
私がもっと大切だと思うことは「日常」です。
日常的に地域の行事に参加する。
日常的に自分の考えを話す。
日常的に関わりがあれば、思いが伝わっていれば、
わざわざ選挙カーで走り回らなくても、自然と応援したくなるし
信頼できる人なら、口コミで応援したくなるのでしょう。
今のような時代ですから、ブログに応援メッセージを書いたり
Twitterで知らせるなんてことも、自発的にするかもしれません。
たとえば、以前、私の知人がある選挙に出馬しました。
日常的に話されるその方の意見を聞いていて、その思いに共感しています。
また、いろんな役割を自ら率先的にこなし、信頼できる方なので
自然と私も、「恩返しがしたい」「応援したい」と思います。
前回は、残念ながら落選してしまったのですが、
次回こそはがんって欲しいと思うので、もっと応援するつもりです。
選挙カーで走ることも大切です。
でも、選挙の時だけお願いして走りまわるのではなくて、
それまでのプロセスが大切なのでしょうね。
「日常のコミュニケーション」とでも、言うのかな。
日常の姿に、心が動かされるのだと思いますし
選挙って、本来こういうものではないのかな~と思うんです。