何もない環境から生み出す工夫
こんにちは、竹内義晴です。
今週末は、地域の子どもたちとキャンプに行ってきました。
総勢40名を超える大所帯。
今までは、子どもたちも小さかったので
キャンプというより、バーベキュー大会に近かったのですが
今年は、地域で管理している地元のキャンプ場に出向き
まじめに(?)キャンプをしてきました。
最近のキャンプは、いろんな道具が販売されているので
「いかに快適に過ごすか」が中心ですよね。
バーベキューをやるにしても、炭と着火剤で手軽に火がつきますし
2バーナーのコンロを使えば、家庭で料理を作るのと変わりないほど快適です。
けれども、今回はできるだけ子どもたちが1から体験できるように
いくつかの班に分けれて、飯ごうで米を炊いてもらいました。
手渡したのは、米と飯ごうと、飯ごうをつるす一本の鉄の棒だけ。
まず、地面に穴をあけてかまどを作ります。
Yの字の木の枝を使って、飯ごうをつるせるようにします。
着火剤は使わずに、新聞紙、杉の葉、木の枝、薪を集めて火をつけます。
もちろん、大人も手伝うのですが
大人もやりなれていないから、意外と難しいのですよね。
子供の手前、いい格好を見せたいから、大人もがんばって火をつけましたよ。
後は、米を研いだ飯ごうを火にかけ、ご飯を炊きました。
子どもたちは、ずっと火のそばから離れず
火力を保とうと、薪をくべ、うちわであおり、一生懸命でしたよ。
ましてや、飯ごうで米を炊いたことなんてないから、みんな興味津々でした。
「飯ごうから、水が出てきたら、沸騰している証拠だよ」
「木を当ててみて、ぐつぐつ沸騰している振動がなければ炊けごろだよ」
水分も適当でしたが、上手にご飯がたけました。
多少のおこげもご愛嬌です。カレーをかけておいしくいただきました。
普段、大きな火を見ることもありませんが、キャンプファイヤーも意外と楽しかったな~。
火を見ながら飲むお酒も格別です。
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地域のキャンプは、ボクが子供の頃からやっている恒例行事です。
手間も掛かるので、最近は、大人もキャンプ場でやりたくないという方もいます。
「天気がよければ、山でやりましょう。雨が降ったら、地域の公民館で泊まりましょう」
みたいな感じです。
けれども、人生って晴れの日ばかりじゃないじゃないですか。
雨の日を体験する、それも、大事なことだと思うんですよね。
実際、ボクの子供の頃の記憶も、雨の日のジャンプは記憶に残っていますし。
だから、今年は山でやりたいって思っていました。
また、3月に震災がありましたよね。
いつも恵まれた生活をしているので、
何かあったときに、自分達で工夫して作り出すことを学んで欲しい……。
まぁ、飯ごうで米を炊いたところで、何の役に立つか分かりませんが
でも、「どうやって飯ごうを火にかけたらいいか」を考えてもらったら、
子どもたちは、小さい頭で一生懸命考えるわけですよ。
今までとは違う体験になったかな~と思います。
「そうか、電気がなくても、とりあえずメシは食えるぞ!」みたいな。
何はともあれ、子どもたちが楽しそうだったから良かったです。
大人も、お酒を飲んで多いに楽しみました。
来年は、もう少しサバイバル度を増やそうかな……なんて、密かにたくらんでます(笑)。
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で、ここまで書いて思ったのですが……
たまには職場の仲間同士でキャンプに行ってみるのもいいかもしれません。
あまり便利な道具を持っていかずに、できるだけあるものでやってみる。
仲間意識や、アイデアで新しいものを生み出す体験になるかもしれませんしね。
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