「裏の部分を、表に出してどうする」っていうさりげなさが、好き
最近、見聞きすると違和感を覚える言葉があります。
どんな言葉に反応するのかと言いますと
「コーチング」「カウンセリング」「ファシリテーション」「NLP」
のような言葉です。それ以外にも、たくさんの言葉に反応します。
困ったことに、私が得意としている分野だったりします(笑)。
講義をしていたりもします。
謎です。完全に矛盾しています。
「なんで、違和感を覚えるのか……」
その明確な答えは、自分でもよく分かりません。
けれども、いくつか思い当たるフシはあります。
「これらはすべて、所詮手段(ツール)でしかない」という思い。
「大切なのは手段ではなく、目的である」という思い。
だから、
「コーチングは効果がある」
「カウンセリングが必要だ」
「ファシリテーションが有効だ」
「魔法のNLP」
みたいな、「ツールありき」の言葉に反応しているのかもしれません。
じゃあ、目的は何だろう?
「人間関係のよい、働きやすい職場を作る」
「安心して働けるように心のレベルを上げる」
「活発な会議の中から、さまざまなアイデアが生まれる」
「毎日を楽しく過ごす」
なのかな。
これらを実現するためなら、なんでもいいとボクは思っています。
それらの1つとして、さまざまなスキルやテクニック、ツールがあります。
それが自体が主役ではないのに、
それがあれば、何でも解決してしまうような言葉に反応し
違和感を抱かせるのかもしれません。
ダイハツのCMで
「裏の部分を、表に出してどうする」
というフレーズが流れるCM、知っていますか?
あの、さりげなく伝えてくる感じが、結構好きです。
コーチングも、カウンセリングも、ファシリテーションも、NLPも
それを伝えないと広まらないから、伝えるのはとても大切なことです。
でも、「『裏の部分を、表に出してどうする』という感覚も必要なんじゃないかな……」
なんて、思います。
なんか、変なこと言ってますか?
うん、変なこと言ってますね。
でも、違和感を抱くのは事実なんだよな~。
ツールありきではなく、目的ありきで伝えていきたいという気持ちが、
心の奥底のどこかにあるのかもしれません。
なんて、偉そうなこと言っていますが
ツールありきで伝えていた時代も、あるんですけどね(汗)。