東京で感じた「非日常」
私ごとで恐縮なのですが、震災後、初めて東京に行きました。
あるプロジェクトに参加しているのですが
3/27にチャリティイベントがあり、実行側として参加したのです。
震災後、私はテレビやTwitter、クライアントとの会話を通じて、
東京という街に触れてきました。
新潟から見ていた東京のイメージは
「計画停電している」
「電車が間引き運転している」
「なかなか予定が立てられない」
などの印象でした。
ある計画停電の夜に
上空から撮影された、部分的に真っ暗になっている東京の映像を見て
「これはすごいことだな」と思っていました。
実際に東京の街に触れてみると、すごく些細なことなのですが
今まであったものがないことに気づきます。
「あれ?電車の吊り広告がない」
「なんか寒いな~。あっ、電車の空調が効いていないんだ」
「非日常の東京」を感じました。
イベントに参加していたメンバーにそのことを伝えると
「夜はもっと感じると思いますよ。
23区を離れると、今までネオンで光輝いていた駅や繁華街は真っ暗で、
全体が沈んでいる感じです。」
直接被災された方、その現場で働いているみなさまのことを思うと
とても些細なことなのかもしれません。
けれども、日本の至るところで
非日常があるのだなと、改めて感じます。
ご覧になった方も多いかもしれませんが
先日、現地で医療スタッフとして活動された方のブログを拝読しました。
胸がつまります。
東京を肌で触れただけで、情報から抱いていたこととの違いを感じたように
現地では、情報で知ること以上に
きっと壮絶な毎日であることは容易に想像できます。
直接、現地で役に立つことはできませんが
さまざまな立場にある非日常においでのみなさんを
少しでもハッピーにできるように、仕事に関わって生きたいなと思った
東京の非日常でした。