「わたしが……」―すべての問題を解決するヒント
ここ数日、朝起きると庭が少し白くなっています。
急に寒くなったように感じる新潟です。
天気予報でも、雪だるまマークが出るようになりました。
そろそろスタッドレスタイヤに交換したほうがよかろうと、
2日前にタイヤ交換をしたのですが、
タイミング的には、ちょうど良かったようです。
「今年の冬は、あまり雪が降りすぎなければいいな~」
雪国に住む私は、毎年そう思います。
けれども、いくら空に思いをはせても、
私には、天気を左右する力を持ち合わせていません。
そういえば以前、
「意識すれは、雲を動かすことも難しくない」
という本を読んだことがありますが、
もしそうなら、来年、娘の運動会の日にでも(嘘)。
・・・という冗談はさておき、
私たちが生活している中には、
天気のように、私たちの力ではどうにもならないことが現実にあります。
でも、私たちの身の周りに起きる問題なら、
ちょっと言葉の使い方を変えるだけで、
私たちの力で、どうにかなるかもしれません。
「他責」と「自責」
「他責」と「自責」という言葉をご存知ですか?
「他責」=「他人の責任」
「自責」=「自分の責任」
です。
「自分の責任」とは、なんとも堅苦しい言葉ですね。
自分で責任を取ることはとても大切なことですが、
だからといって、あまり難しく考えすぎないで下さい。
でも、「自責」を少し意識することが、
身の回りに起きる問題の解決策を導く、大きなヒントになるんです。
普段使っている言葉の主語を意識してみる
「他責」の文章を考えてみると、
「【上司が】、○○してくれない」
「【取引先が】、○○してくれない」
「【国が】、○○してくれない」
のように、主語が「相手」になります。
「自責」の文章を考えてみると、
「上司が○○できるように、【わたしが】声をかけていない」
「取引先が早く○○してくれるように、【わたしが】電話をしていない」
「国が動いてくれるように、【わたしが】アプローチしていない」
のように、主語が「わたし」になります。
国のように、主語の相手が大きくなるほど問題の解決は難しそうですが、
主語を「わたし」にすることを意識することで、
問題を解決するための、次の行動の一手が見つかります。
この違いは、とても大きいですね。
主導権は、自分で握ろう
私たちは、とかく「相手が、○○してくれない」と考えがち。
もちろん、わたしもそうです。
主語を「自分以外の誰か」にするということは、
相手が何かしてくれない限り、問題は解決しません。
つまり、問題を解決する主導権は「相手」が握っています。
もちろん、相手が動くべきこともたくさんあるのでしょうけど、
主導権を相手が握っているなんて・・・ちょっとくやしい。
主語を「わたし」に変えることを意識すると、
問題を解決する主導権は「わたし」に移ります。
その結果、自分の行動につながりますし、
問題を解決する可能性が生まれてきます。
「自分の責任は自分で取れ!」
なんて偉そうなことは言いません。
でも・・・
今、目の前に起きている問題を解決するために、
「【相手が】、○○してくれない」
と言いたくなるところを、
「相手が○○できるように、【わたしが】アプローチしていない」
のように、「わたし」を主語になるように言い換えてみてください。
問題を解決するための主導権は、自分で握りたいものですね。