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「しごと」をもっと楽しくしたい!

『ここ!』というポイントだけは、逃さない

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新潟市で開催しています、コミュニケーション心理学のセミナー

先週は、今、受講されているみなさんに加え、
前期でご一緒させていただいた受講者さまとともに、
セミナーの後に懇親会を開催。

10日間の長いコースなので、
コース以外の時間も楽しむようにしています。

多いに飲んで、しゃべって、楽しい時間を過ごしました。

2次会の席で

受講者さまが、このような声をかけてきたのです。

「竹内さんって、
 お子さんにもいつもやさしく接していらっしゃるのでしょうね。」

私は思わず叫びます。

「そんなことないですよ。
 子どもは、いつも理想的なことばかりするわけではなく、
 いたずらはするし、
 言うことは聞かないし、
 感情的になることもよくあります。

 時にはこっぴどく叱るし、
 時には怒鳴るし、
 時には叩くし(汗)。

 子どもは、『パパは怖い』と思っていると思います。

 ボクはコミュニケーションを教えていますが、
 神様ではないので、
 常に冷静で、理想的な状態で接することができるわけではありません。

 でも、あえて言うなら・・・

 普段の生活の中で、ボクが意識しているのは、

 『ここは、話を聞いて欲しいだろうな』
 と思うときは、一生懸命話を聞くようにしていること。

 『あっ、今、本当は何かを言いたいのだけれど、言えないでいるな』
 と思うときは、「何でも言っていいよ」と言える環境を作ること。

 『ここは、甘えたいだろうな』
 と思うときは、甘えさせてあげること。

 ・・・こんな感じです。

 いつも、やさしくはできませんが、
 『ここ!』というときは、
 今お伝えしていることを実践するようにしています。」

と、答えました。

精神科医の香山リカさんは、

ご著書「心の深呼吸ができる本」の中の、
心の深呼吸ができる本

「精神科医も悩む?」

という節で、次のようにおっしゃっています。

「精神科医って自分の悩みも解決できるんでしょ?
 よく言われます。
 でも、それはまったくのウソ。
 私は悩みだらけの人間です。
 自分の姿は鏡でしか見られないのと同じで、
 自分の心を自分できちんとみることはできないし、
 まして自分で自分を治療なんてできない。
 でも、いろいろな人の悩みに答えながら、
 「だれもが悩んでいるんだから、
 私だって悩んだっていいじゃない」と
 思いながら生きています」

これを読んだとき、
「みんなそうなんだな~」と思えました、

そういえば、先日もTwitterで、
「いつも前向きですね」というコメントをいただきましたが、
「いつも」前向きではないです(汗)。

香山さんではありませんが、
私も、悩みだらけの人間です。
(今も悩んでいます(笑))

コミュニケーションは決して上手ではありませんし、
普段の家族や周囲の接し方を見たら、
「本当にコミュニケーションを教えているの?」
と思われるかもしれません。

どんなに活躍されている方でも、
おそらく、みんなそんな感じだと思います。

『ここ!』というポイントだけは、逃さない

よく、「常に意識し、実践しなさい」といわれます。
でも、それは、口で言うほど簡単なことではありません。

私の場合、『ここ!』というポイントだけは、
逃さないようにしているという感じです。

学生時代にたとえるなら、
普段の生活も含めて、いつも100点を取れる優等生ではありませんが、
テストの時はがんばって、赤点にはならないようにしている。

・・・そんな感じです。
テストのときぐらいは頑張らないとね(笑)。

普段の生活の中で、常に意識しているのはなかなかできることじゃない。
だからといって、「やらない」では変わらないので、
『ここ!』というポイントには、ちょっと意識して実践している。

たぶん、差はほんの少ししかないと思うのですが、
それでも、意識して実践した分だけ、
変わり始めるのではないかと思います。

そして、少しずつ、100点に近づいていくのだと思うのです。

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