ずいぶん、ひねくれて育ってしまいました
みなさんは、ごぼうというとどんなイメージをお持ちですか?
そうです。あの、まっすくなごぼうを思い出しますよね?
今年の春、はじめてごぼうの種を植えました。
それから約150日。
土から掘り出してみると、ごぼうは、ずいぶんひねくれて育っていました(笑)。
人間の子どもを育てるのなら、
ひねくれてきたら、まっすぐ更生することもできますが、
ごぼうは土の下で育つ分、
ひねくれているかどうかは収穫のときにしかわかりませんし、
いくらひねくれようが、不良になろうが、何の更生もできません。
いちかばちか・・・
ごぼうをまっすぐに育てるためには、
ごぼうがストレスなくまっすぐ伸びるように
土をずいぶん深くまでやわらかくしておく必要があるのでしょう。
種を植える前の土の準備が、非常に重要なのではないかと思います。
ひねくれたごぼうは、収穫も大変でした。
大根のように、上からひょいっと抜けばいいわけではなく、
(そうすると、すぐに折れてしまいます)
ごぼうが折れないように、慎重に掘り起こさなければなりません。
しかも、ひねくれているので、
掘り起こすのに、とにかく手間がかかります。
それを思うと、ごぼうをプロとして作っているみなさんは、
ごぼうをまっすぐな素直な子に育て、収穫し、
私たちの食卓に届くまでには、
きっと大変なご苦労をされてごぼうを栽培しているのだろうなと思います。
ごぼう農家のみなさん、ありがとう!
あんなにまっすぐ、均一に育てられるなんて、すごいです!
早速、収穫したてのごぼうで、
マヨネーズと和えて、ごぼうサラダを作りました。
見た目はひねくれていましたが、
味は(育ての親のように)クセもなく、とっても素直な味でした。
収穫の秋ですね。
先日は、自宅の稲刈りをしました。
ことしも、たたわに稲が実りました。
「実るほど頭垂れる稲穂かな」
今年、ひねくれたごぼうから勉強したことは、「事前準備」ということかな~。
自然を相手にした農業から勉強することは、実にたくさんありますね。
しごとでも、「事前準備」、大事だもんな~。
来年は、素直でまっすぐなごぼうに育ちますように。