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やる気が「出てくる」ようにするためには?

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誠 Biz.IDで連載中の「職場がツライ」を変える会話のチカラの新しい記事、やる気は「出す」ものではなく「出る」ものが公開されています。

多くの方にご興味を抱いていただいたみたいです。ありがとうございます。

よろしかったら、ご覧下さいね!

今日は、この記事を補足したいと思います。

今回の記事のまとめ

今回の記事を一言でまとめますと、

  • やる気は無理やり「出す」ものではなく、自然と内側から「出る」ものだ
  • 自然とやる気が出てくるのは「気持ちが満ち足りた」時
  • 些細なことを褒め合うことで、周りの人のやる気が「出てくる」ようになる

というお話です。

もちろん、今回のお話以外にも、
やる気が自然と出てくるのは幾つかの場面があると思いますが、
今回は、「気持ちの充足感」に着目しています。

職場の中で楽しく働くためには、周りの人のやる気も大切ですよね。
周りの人のやる気が「出てくる」ようにするためには、
直接的に「やる気を出せ!」伝えるよりも、

  • 「ありがとう」
  • 「○○さんがいるおかげで、ほんと助かるよ~」

周りの人の「気持ちを満たす」ような言葉をかけることがとっても大切です。

このような言葉を掛けられたら単純にうれしいし、
何だか、認められているような感じがしますよね。
そうすれば、周りの仲間のやる気は、自然と「出て」きます。

日常の些細なことでいいので、
お互いの気持ちが満ち足りるような言葉を掛け合ってみてくださいね!

自分のやる気を「出てくる」ようにするには、どうしたらいい?

その一方で、

この記事をご覧になって、
こんな気持ちを抱いた方もいらっしゃるかもしれません。

『周りの人を満たすのはいいけれど、
 まず、自分自身がやる気がなくて困っているんですよ。
 周りの人は「ありがとう」なんて言ってくれないし、
 これじゃいつまで経っても、
 自分のやる気は「出てこない」んじゃないでしょうか?』

そう思われるのも不思議ではありません。

そこで、今日は、

「自分の気持ちを満たし、やる気につなげるにはどうしたらいいのか?」

というお話をしたいと思います。

自分自身で、自分の気持ちを満たすには?

わたしの意見では、
自分の気持ちを満たすためには、

『とりあえず動いて、「気持ちが満ち足りた」状態を作る』

ということが大切なのでは?と考えています。


とりあえず動いて、「気持ちが満ち足りた」状態を作る

わたしは畑で野菜を作っているのですが、
雑草が生えてくるので、時々草をむしります。

草をむしりだす前は、最高に面倒くさいのですが、
とりあえず、草むしりをはじめることにしています。

畑が少しずつきれいになってくると、
「あ~、少しきれいになった」って満足感が出てきます。
「ここまでやったんだからもう少し」という気持ちが芽生えてきます。

そして、最後までやりきると、
「やった~、最後までやりきったぞ~」と達成感が味わえます。

日常の些細なことですが、わたしにとって、
「気持ちが満ち足りた」瞬間です。

草むしりに限らず、
部屋のそうじでも同じです。

少し、面倒だけど、とりあえず掃除をはじめます。
途中で投げ出したくなるんですが、
そこをちょっとだけがんばってやってみます。

で、最初は面倒くさかったのに、
ある一線を越えると、
「あ~、かたずいてよかった。気持ちいい~」
というような気持ちに変わります。

そうです。「気持ちが満ち足りた」瞬間です。

気持ちが満ち足りた状態を作るのは、
実は、こんなにシンプルなことなんです。


「周りの人を褒める」こと自体も、「気持ちが満たす」道具にできる

実は、今回の記事の中でご紹介している、

【やる気は「出す」ものではなく「出る」もの】

は、「自分の気持ちを満たす」道具に使うこともできます。


わたしがそうなように、多くの方にとって、
「日常の些細なことを褒める」
ことは、ひょっとしたら最高に面倒くさいことかもしれません(笑)。

「ありがとう」
「○○さんがいるおかげで、ほんと助かるよ~」

なんて、恥ずかしくてなかなか言えないですよね。

で、最高に面倒くさいんですけど、
草むしりや部屋の掃除と同様に、とりあえずはじめてみるんです。

そうすると、

「あっ、今まで恥ずかしくて言えなかったのに、今日は言えた」

って、うれしくなります。
「気持ちが満ち足りた」瞬間です。

さらに、コミュニケーションでうれしいのは、
「相手の反応が返ってくる」ということ。

「ありがとう」
「○○さんがいるおかげで、ほんと助かるよ~」

と伝えたとき、中には、
「ニコッ」っとした表情を返してくれる方もいるかもしれませんし、
お礼を言ってくれる人もいるかもしれません。

そうなれば、さらに「気持ちが満ち足りて」きます。

ね?これなら、自分で「自分の気持ちを満たす」ことができるでしょう?


最高に面倒くさいことだからこそ、はじめてみよう

繰り返しますが、
「日常の些細なことを褒める」
ことは、ひょっとしたら最高に面倒くさいことかもしれません(笑)。

最高に面倒くさいことだからこそ、

「あっ、今まで恥ずかしくて言えなかったのに、今日は言えた」

って思えるのがうれしいんです。

また、うれしいことに、
褒め始めると、周りの人が評価してくれるんですよね。

「○○さんの一言が、とてもうれしいです」

なんて声も聞こえてくる。

そうです、あなたから褒め始めることで、
周りがあなたを褒めてくれるようになるのです。

褒められると、「気持ちが満ち足りて」きます。
こうして、いい循環が生まれ、働きやすい環境もできるのです。

このきっかけは、あなたから作ることができます。

「気持ちが満ち足りて」くる瞬間を、
味わってみてくださいね!

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