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「しごと」をもっと楽しくしたい!

未来像から、NPOの名称を考える

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最近、このブログでは、新しく作りたいNPOのお話をしています。

今日は、NPOの名称のお話。つまり、「特定非営利活動法人○○○○」の○の部分についてのお話です。

実は今、この名称を何にしようか迷っているんですよね。今、これを書き出す時点で、どんな名称にしようかはまだ決まっていません。この記事を書き終わるときには、何かがはっきりしてくればいいな~と思っています。

で、NPOの目的は

  • 10年後、仕事を「ツライもの」から「楽しいもの」に変えたい
  • 子どもたちが「お父さん・お母さんのように早く働きたい!」と思える社会にしたい

なので、最終形をイメージすると明るい感じがいいな~と思っています。

たとえば……先日出合った方で、上司と部下との狭間で、仕事が辛そうな方がいらっしゃいました。その方々が、わたし達の活動に参加することで、将来どうなっているかをイメージしてみます。仮に、その方をAさんとします。

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近い将来、Aさんの目には、きっと職場が明るい雰囲気に映っています。職場自体、今までとはなんら変わらないし、誰も変わったわけではないのだけれど、でも、Aさんの目に映る職場は変わっています。ということは、「Aさんの中の職場の認識」が変わっているってことかな。誰かに「変えてくれ~」ってお願いしている状態ではなくて、「自分で変わることによって(見方を変えることで)、職場は変わるんだな」……Aさんにはそんな風に映っています。

では、Aさんには、どんな声が聞こえているのだろう?「Aさん、最近楽しそうだね」とか「Aさんがいるおかげで、職場が明るくなるよ」なんて言われています。それを聞いて、Aさんなんだかうれしい気持ちが沸き起こっています。なぜなら、Aさんは特別積極的でもないし、明るいほうでもないからです。けれども、Aさんの気持ちが満たされることで、「こんなに職場に影響力を持つことができるんだ……」そんなことに気づき始めています。たぶん、Aさんの気持ちが満たされているので、顔の表情が自然と明るくなり、楽しそうに仕事をしているのかな?

そのほか、Aさんには学ぶ意欲が湧き上がっています。経営者や自己啓発の本を読んで勉強しています。そして、勉強しているだけではなくて、「自分でも何かやってみよう。やってみたい。」そんな風に考えています。でも、まだ勇気があるわけではないので、独立とか、一人で急に何かを始めるわけではないのだけれど、同じような「ひょっとしたら、仕事って、面白いものなのかも?」と思い始めている仲間と話したり、新しいアイデアを一緒に考えたり、その仲間達とできることがあったら実際に行動してみて、何か小さな成果が出始めることに喜びを感じています。

もう少し具体的に言えば……たとえば、その仲間達が集うグループには、自営業や中小企業の経営に悩んでいる人が相談にきて、「その人のために、何ができるか」「その人の経営がもっと良くなるためには何をしたらいいのか?」みたいなことを、仲間とともに議論している。そして、その解決策を話し合っている。それは、経営学のような、そんなに難しいことではなくて、「ボクが客の立場だったら○○されたらうれしい」「ボクだったら、こんなことができるかもしれない」みたいな、身近でちょっとしたこと。みんながちょっとしたことを発言することで、それぞれに気づきが生まれている。そして、それぞれの人が自分が得意なことを生かして、自分ができる範囲で相談者に協力している。それは、チラシを作ることなのかもしれないし、POPを作ることかもしれない。もしくは、議論のファシリテーター役になっているのかもしれない。とにかく、自分ができることをやっている。

ある問題を題材にして、みんなが議論し、その結果として、相談者のお客さんが増えたり、経営が上向きになったりして、「僕達でも、やればできるんだ……」そんな充実感を味わっている。そこに喜びを感じ、「経営とか、マーケティングとかも、もっと勉強してみようかな……」そんな、更なる向上心を抱き始める。

そこに集まっている仲間は、同じ会社の人は居ない。居ても一握り。違う会社の人がほとんど。自分の職場はありつつも、それが「もう1つの職場」のようになっている。本業はきちんとやりながら、その「バーチャルな職場」で、実際の職場では感じにくい「自分の存在意義」みたいなものを感じ始める。何か「やったな」という実感が得られ始める。

その「バーチャルな職場」に参加することで、自分の本業にも影響が出始める。なぜなら、いろんな職場から人が集まっているので、いろんなスキルを持ち合わせている人がいるし、仲間との関わりによってAさんの学びが自然と深まり、仲間から得た知恵やスキルが自然と実務に役立つようになっているから。

Aさん自身も、心の中で「オレもやればできるじゃないか……」そんなものを感じ始めている。そして、そのAさんの心の中で起きた小さな変化によって、Aさんが属している会社にも影響が出始めていく……

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こんな未来像から考えて、キーワードは、「はたらく」とか「しごと」とか「存在意義」とか「自分の価値」とか「やればできる」とか、そんなものになる。

で、よくNPOの名前にあるような「○○協議会」「○○協会」のような感じは硬いので、柔らかめの名称がいいなと思っています。

そこで、いくつか名称を考えてみると……

  • はたらくみらい
  • しごとのみらい(このブログのタイトル)
  • はたらくチカラ
  • しごとのチカラ
  • しごとのかち
  • はたらくげんき(以前、BS11で放映していた神田昌典さんの番組のタイトルだけど。)

こんな感じでしょうか。

これらを眺めてみると……見慣れた「しごとのみらい」はしっくりきます。「はたらくチカラ」もいいけど、ちょっと力強すぎるか。「はたらくげんき」は以前から好きな名称なのだけれど、パクったような感じですもんね(笑)。著作権みたいなものもあるのでしょうか。詳しい方がいらしたら教えてください。

となると、しごとのみらい?。う~ん、名前は気軽に変えるものでもないので、決めるのは意外と勇気がいるな~(笑)。これをお読みのあなたは、どう思われます?どんな名称だったら、参加してみたいと思います?

「しごとのみらい(仮)」という感じにしておいて、今後具体化してくる中で、自然に決まっていくでしょう(って、何かいい加減な感じがしますけど)。

この続きは、また次回に。

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