「仕事の楽しさ」「働くことの楽しさ」を伝えたい!
このブログは「しごとのみらい」というタイトルですが、最近、「仕事って何なのかな~」と考える機会が増えています。「悲観的な大学生が多い」「どういう理念を持って仕事をしていくのが大事なのか迷っている」などの声が短期間に寄せられたことが、その理由なのかもしれません。
これらの声を聞いて、「みんな、悩んでいるんだな」と思うと同時に、「いろんな悩みがあるけれど、本当は、毎日楽しく働きたい……。みんな、ただそれだけなんじゃないかな」と思うのです。
「仕事の楽しさって、何なのだろう?」……成功?お金?目標の達成?世間一般では、そのようなイメージもありますが、改めて、自分にとっての仕事の楽しさを考えてみると、
- 「目の前の小さな課題を、少しずつ達成していく喜び」
- 「小さな夢が叶うこと」
- 「『ありがとう』の一言」
- 「関わったお客さんが、一歩前に進めたこと」
- 「ほんの少し、自分の成長が感じられたとき」
……成功とか、目標とか、そういった派手なことよりも、どちらかと言えば地味な、日常的な生活で誰でも経験していることの中に、仕事の楽しさや喜びがあるように感じています。
でも、よく考えてみたら、このように思えるようになったのは最近のことです。それまでは、仕事はそれほど楽しくないと思っていましたし、どちらかと言えば「しなければならないもの」だったように思います。
では、なぜ変わることができたのだろう……。1つのきっかけとして言えるのは、「うまく行かないことを乗り超えた経験」が上げられます。
それまでの私は、毎日のプレッシャーの中で、「仕事が楽しい」なんて決して思えませんでした。苦しくて、つまんなくて、仕事なんてやりたくなくて……そんな毎日に嫌気がさして、成功者の本を読んだり、自己啓発書を読んだり(笑)。
「目標があれば、仕事が楽しくなる」「思いが結果となる」……確かに、一時はやる気にもなるし、楽しくなれる。でも、どうしたら目標が持てるのか、どうしたら思いが継続できるのかが分からない。目標や思いを持ったからといって、すぐに何かが変わるわけじゃないし、将来をイメージたところで、すぐに現実が現れるわけでもない。今、目の前にある問題をすっ飛ばして、はるか彼方にある理想だけを追及して、少しモチベーションが上がって気持ちよくなるけれど、長続きしない……そんな日々を送っていたような気がします。
もちろん、目標も思いもすごく大切なのですが、目の前の問題をじっと見つめて、それをどうすればいいか考える。わたし達には、今できる行動しかできないから、望むような反応が得られなければ、自分ができる範囲で違うことをやってみる……その繰り返しでした。そうやって乗り越えたものには、何かこう「前よりも、少しはマシになったな」「やったな。乗り越えたな。」そんな、小さな達成感がありました。。
「仕事は生活のためにするもの」……確かに、そんな側面もあるかもしれません。お金を稼がなきゃ、生活できませんからね。
でも、なんていうかな。
『仕事って、生活のためだけじゃなくて、結構楽しいものでもあるんだぜ』
『目標の持ち方の勉強をするのもいいけど、目の前に起きていることに目を向けて、それを乗り越える小さな行動を繰り返すことで、「小さな成功体験」ができて、仕事は楽しくなるよ』
『今は苦しいかもしれないけれど、近い将来から現在を眺めたとき、「あのときがあったおかげで……」って思える日は必ず来る』
……そんな、「仕事の楽しさ」「働くことの楽しさ」を伝えて行けたらなと思います。その仕組みを、今、考えているところです。