オルタナティブ・ブログ > 竹内義晴の、しごとのみらい >

「しごと」をもっと楽しくしたい!

コミュニケーションのトレーニングに望ましいスケジュールの立て方

»

「社員や顧客とのコミュニケーションを良くしたい。そのために、コミュニケーションのトレーニングを考えたい。けれども、一度に2日も3日も業務を止めるわけには行かない……」

このようにお考えのみなさんもたくさんいらっしゃるでしょう。

コミュニケーションのトレーニングを行う場合、たとえば、トレーニングの期間が3日間あるとしたら、1回で連続3日で行うよりも、1ヶ月に1回、それを3回に分けて行うほうがいいでしょう。

コミュニケーション力を上げるためには、「意識して、繰り返し練習すること」が大切ですが、1回に3日連続だと研修を開催する会社側にとっても、研修を受ける受講者側にとっても、業務を止めることへの負担がある上に、一度にたくさん詰め込むような形になるので、受講者のみなさんもお腹一杯になりがちです。研修が終わると「あ~終わった終わった」と楽々し、なかなかその後、実務の中で活かすことが叶いません。

この場合、同じ3日間でも、1ヶ月に1回×3回などのように分けて開催することで、業務の負担を減らすことも出来ますし、一度に学ぶ量が減りますので受講者側の負担も少なくなります。また、開催を分割することによって、研修と研修の間に期間ができますので、実務の中で実践する機会が生まれます。

「今日学んだことを、1ヶ月意識して実践してください。次の研修の時、実践して得られた気づきや学びをみなさんで共有しましょう」――意識の継続、そして、実践がスキルを身につけるコツです。最初は意識しなければできないことが、意識と実践の繰り返しで無意識に行動できるようになっていきます。

コミュニケーショントレーニングのスケジュールを立てる際の参考にしてください。

Comment(0)