『「職場のツライ」を変える会話のチカラ』―テーマと、著者としての思い
今日、新刊『「職場のツライ」を変える会話のチカラ』が出版社から届きました。感無量です。
まず、本題の前に、この場をお借りして・・・
■これまでの間、応援してくださったみなさんへ
コーチ、学びの場でお会いしたみなさん。みなさんのおかげで、たくさんのスキルやあり方を学ばせていただきました。本当にありがとうございました。
■メールマガジンをお読みいただいていたみなさんへ
メールマガジンがきっかけになったこの本。みなさんがいなかったら、わたしは文章を書き続けることもなく、この機会にめぐり合うこともありませんでした。本当に感謝しています。これまでご愛読いただきましてありがとうございました。
■出版のご縁をいただきましたこう書房のみなさんへ
みなさんのおかげで、到底叶うはずもなかった大きな夢が叶いました。新人ゆえ、何かとご面倒、ご迷惑、お手数をおかけしたかと思います。この場を借りてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
■以前一緒に働いていた仲間達へ
わたしがリーダーになり立てだったとき、わたしはみなさんをずいぶんと責め立てたような気がします。ずいぶん嫌な思いもさせてしまいましたね。それもこれ も、わたしの力不足でした。本当にごめんなさい。あの現場を何とかしたかった……ただ、それだけでした。コーチングや心理学を持ち出し、いい意味でも、悪 い意味でも、それまでのやり方をずいぶんと変えてしまったような気がします。時には、みなさんを傷つけることもありましたね。時には、戸惑わせることも あったかもしれません。本当にごめんなさい。そのおかげで、現場でたくさんの実践を積むことができ、ここまでやってくることができました。みなさんがいなければ、仲間と一緒に働く楽しさやすばらしさを学ぶことはできませんでした。すべて、みなさんのおかげです。本当にありがとうございました。
■わたしが学ぶ舞台となった、仕事をご一緒させていただいた会社のみなさんへ
エンジニアとして生涯働きたかったわたしにとって、あの職場は大変厳しくツライ職場でした。もう、技術なんてどうでもいい、仕事なんてどうでもいいと思う ほど、肉体的・精神的に追い込まれました。本当に苦しかったんです。それは、正直に申し上げておきます。でも、そのおかげで、単なる一匹狼で、自信過 剰で、技術バカで、天狗になっていたわたしに、仕事や自分、そして、仲間と働くということについて「どうあるべきか」を模索するきっかけをくださいまし た。みなさんがいなければ、この本は絶対に生まれることはありませんでした。貴重な体験をさせていただきました。本当にありがとうございました。
■オルタナブロガーのみなさん、ご関係者のみなさんへ
みなさんの記事や、ご活躍されている様子を常々拝見し、とても刺激になっておりました。それが、本を書き上げる活力になりました。ブロガーのみなさん、そして、ばんちょ~、この場を与えてくださってありがとうございました。
■そして、これをお読みのすべてのみなさんへ
このご縁のいただいたのは、みなさんのおかげです。本当に、本当にありがとうございました。これからも応援してください。今後ともよろしくお願いいたします。
すみません。本題になるまでずいぶんと長文になってしまいました。
さて、発売を前に、今日から発売日まで、内容の一部を引用しながらご紹介させてください。もし、「自分に合いそうな本だな・・」とお感じになったら、ご購入いただけるとうれしいです。
今回は、本書のテーマと、著者としての思いについてです。
この本は、「日常の会話をちょっと工夫することで、『働きやすい職場』に変えていくこと」がテーマの本です。チーム作りや組織活性化に関する内容ですね。
これをお読みになって、「リーダー層が読む本かな?」と思われている方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、チームが1つにまとまらずにお悩みのリーダー層が使える「会話のチカラ」もたくさん含まれていますが、リーダー層だけではなく、
本当は、一生懸命仕事に打ち込みたいのだけれど、毎日の厳しいノルマや長い労働時間、結果を出すことへのプレッシャー、スタッフやメンバー間の連携がとれていないなどの理由から、スタッフみんなが精神的にも肉体的にも疲れ果て、自分のことで精いっぱいで、誰も他の人のことをフォローしたり気遣ったりする余裕もなく、チームはバラバラ、雰囲気最悪、みんなイライラしてて怖いし、自分のモチベーションも上がらない、この殺伐とした空気の中にいるだけで胃が痛くなる、職場に行くのがツライ!
……と感じている、あなた。
どうせ同じ職場で働くのなら、もっと楽しく仕事がしたい。でも、「リーダー」と言われる立場でもないし、先頭に立って引っ張っていく自信もまだない。それでも、自分が働く環境を少しでもよくするために、もし、何か自分にもできることがあるのなら、何かやってみたい。
……とお思いの、あなた。
『社会人数年から管理職になる少し前の、主に現場の最前線で働くあなたに役立つ内容でありたい……』
という思いも込めて書きました。
チームをまとめる「責任」があるのはリーダーかもしれませんが、チームがまとまるきっかけになったり、実際にまとめるのは、リーダー以外の、たとえばあなたのような、ちょっとした気遣いができる方だったり、ムードメーカーだったり、リーダーを客観的に見ているからこそ分かる立場の方であったりすることも多いはず。
「肩書き」や「責任者」としてのリーダーの立場ではないけれど、自分(たち)が少し工夫し、実践し合っていくことで、「自分の職場を変えることができるんだ」ということを知って欲しいと思い、この本を書きました。
私たちの周りにある多くの情報の中には、「いい環境を作るのなら、まず、他人に尽くしなさい」というような情報がたくさんあります。けれども、自分が満たされていないのに、他人のために尽くすというのは、とても難しいですよね?その気持ち、よくわかります。なぜなら、わたし自身がそうだったからです。
自分を犠牲にして、まわりに尽くすというよりも、まず、あなた自身にストレスを発散し、自分を上手にマネジメントできるようになって欲しい。そして、あなたが満たされ、やる気が出てくることによって、周りも巻き込めるんだということを知って欲しいと思い、「自分自身を上手にマネジメントする」ということにもページを割きました。
(この本の内容を少しずつ実践することで、自然と自分の感情やマインドをマネジメントできるようにしました。)
この本が、少しでもあなたの「職場がツライ」を変えるきっかけになればと願っています。
『「職場のツライ」を変える会話のチカラ』
発売日は3月2日。
店頭に並ぶのは3月5日ごろ。
アマゾンさんでは3月4日ごろ発売になる予定です。
(アマゾンさんでのご予約は、こちらから行っていただけます。)