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新潟県中越沖地震と、柏崎刈羽原子力発電所の発電試験開始に思うこと

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2007年7月16日、その地震は起きた。そう、新潟県中越沖地震だ。我が家ではモノが落ちる程度で大きな被害は無かったが、長岡市や柏崎市では大きな被害があった。

そのときに甚大な被害を受けた東京電力柏崎刈羽原子力発電所。2年間発電を行っていなかったが、本日夕方から発電・送電試験を開始するとのこと。

原発7号機の発電・送電試験はきょう19日夕に

この2年間、新たな活断層が発見されたり、発電所の耐震性が問題視されるなど、新潟県内のニュースでは何度も報道された。発電再開への安全性を問題視する意見も多かったようだ。地元の「発電再開はもっと慎重」にという住民感情もよくわかる。

一方で、発電が開始されることは個人的にはうれしい。地震で失ったものが少しずつ元に戻っていくような気分になる。

2年という月日は長い。これまで、東京電力の社員さんはどのような気持ちで働いてきたのだろう?「本当に再開できるのだろうか?」という不安な気持ちだったのではないだろうか?東京電力も、復旧や発電ができないこと自体の損失もずいぶん大きかったのではないだろうか?よくがんばってきたと思う。

安全性など慎重になるべきところはさらに改善し、今ある資産が有効に生かしながら、地元と企業が手を結んでいければいいと思う。

※柏崎刈羽原子力発電所は新潟県にあるが、新潟県は東北電力のエリアにある。柏崎刈羽原子力発電所で発電された電力の多くは、首都圏に送電されている。

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