Googleブックはすごい!…でも、ちょっとやりすぎでは?
以前からその存在は耳にしていましたが、Googleブックがもめているという話を聞いて初めて行ってみました。好きな著者の名前を入れて検索してみると…
「えぇ?ここまで読めちゃっていいの?」
本を買わなくても(日本の本も含めて)かなりの部分まで読めてしまうなんて…。これはすごいを通り越してちょっと怖いぐらい。私は本が好きなので読む側としたらありがたいですけど、これじゃぁ、本を書く側はたまったもんじゃないのでは?。Googleもちょっとやりすぎなんじゃないでしょうかね?
「ひと波乱…」じゃ済まない感じがします。
日本文藝家協会は抗議声明を出したそうですが、
日本文藝家協会、「Googleブック検索」の和解案に抗議声明
これによれば、
米Googleでは、図書館からスキャンした書籍のうち、著作権保護期間内であっても絶版または市販されていない書籍である場合には、全文閲覧を可能とする計画を打ち出したが、米国出版社協会(Association of American Publishers)などがこれに反対。同協会などが2005年にGoogleに対して集団訴訟を起こしたが、2008年10月に和解に合意した。
アメリカだけか?と思いきや、
和解により、著作権の保護期間内である書籍についても、絶版または市販されていない書籍であれば閲覧可能となり、Googleは著作権保護期間内の書籍の使用により得た全収益の63%を権利者に支払うことなどが決められた。また、この和解は「米国著作権を有するすべての人物が含まれる」とされている。著作権に関する国際条約の「ベルヌ条約」により、加盟国で出版された書籍は米国でも著作権が発生するため、日本の著作権者にも影響がある。これに伴い、米国訴訟の和解管理者は日本の著作権者に対して、2月24日に新聞広告などで通知を行い、和解に同意するかどうかの意思表示を5月5日までに行うよう求めている。
Googleブックのトップページには、「Google は、著者および出版社と画期的な契約を結びました。」と書かれているのですが、ちょっとこれは……画期的を通り越して大変なことだと思います。
オルタナ・ブロガー各位も著者の方が多いと思いますが、みなさんはどうお考えですか?