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「漢検協会の巨額積立」で興味を持った別の視点

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「漢検協会の巨額積立」が話題になっていますね。

それ自体がけしからんことなのか否かは専門家のみなさまにお任せするとして、私は別のことに興味を抱きました。

それは、

【なぜ、漢字検定がそんなに人気なのか?】

ニュース番組によれば、受験者が右肩上がりなのだそうです。DSなどのゲームの影響もあるでしょうし、クイズ番組の影響もあるのかもしれません。(確かに、クイズ番組でスラスラ漢字を書く芸能人はなんとなく知的に見えます。)

そういう私は、漢検1級です(高校時代に学校の授業の一環で取りました)。でも、今ではちょっとした漢字が思い出せませんw。幸い、人前に出てホワイトボードを使いながら話すときに少し恥ずかしい思いをするぐらいで、あまり実害は起こっていません。

漢字検定も「知識」という観点では脳トレにもなるのかもしれませんが、「覚える」ということに加えて、「自分で考えて答えを出す」ことも、今後役に立つんじゃないかな?と思っています。

私の場合、漢字はIMEにお任せです(だから益々忘れますw)。過去の情報はGoogleにお任せです。

その代わり、

・自分の考えを文字にする。
・自分の考えをプレゼン資料に起こす。
・自分の中に問いかけて答えを出す。
・自分の考えを取り合えず行動に起こす。

そんなことに力を注いでいます。正解がないので悩んだり困ったりと大変ですが、「自分で答えを出す」ということについては、ずいぶんと思考能力が身についてきた気がします。

学校の成績はどれだけの知識があるかで決まりますし、漢字検定が流行るのもよくわかります。けれども、今は予測不可能な時代です。今あるものをそのまま覚えるのも大切ですが、自分に問いかけて答えを出すというトレーニングもしてみては?お金もかかりませんし。

やっぱり、流行らないか…。

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