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意識的な情報収集で発想が変わる-ポジティブ思考のつくり方

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現在連載しているまぐまぐ!さんのビジネス発想術「取り入れる情報を制御せよ!」がアップされました。
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文字数の関係で書ききれなかったことについて、若干触れておこうかなと思います。まずは記事をご覧ください。

一般的にプラス思考、ポジティブ思考が大切だと言われています。書籍などでも多く取り上げられていますが、「○○の時に、△△に考えたらうまくいった。」という事例に終始したものが多く、実際に自分でやってみるととても難しかったりします。

また、多くの方が「嫌なことがあったときに、ポジティブに考える」ぐらいの捕らえ方をされているのではないでしょうか?わたしは、本当のポジティブ思考はもっと深いものだと考えています。

まず、わたしは「思考」に対して次のように考えています。

わたしたちは、オギャーと生まれた日から今日まで、たくさんの食べ物と飲み物で大きくなってきました。これと同じように、わたしたちが毎日繰り返す思考も、これまで見聞きしたたくさんの情報を元に作られているのではないかと。

ということは、ポジティブ思考になるためには、

つまり、いつも前向きに考えるようにするためには、自分に取り入れる情報をポジティブな情報へ意識的に変えていけばいいということになるのです。幸いなことに、今日のわたしたちは、自分の意思で情報を選択することができます。逆に、無防備に情報へ触れていれば、そのような結果になります。

それはまるで、満杯に入った浴槽から溢れる水のようなものです。わたしたちが見聞きする情報はこれから湯船に継ぎ足そうとする水(ネガティブな情報)もしくはお湯(ポジティブな情報)です。

水が満杯の湯船に水を足せば、溢れるのはやっぱり水です(つまり、思考はネガティブです)。逆に、水を入れるのをやめてお湯を入れれば、最初に溢れてくるのは水かもしれませんが、お湯を入れ続けることによって、湯船全体の温度が上がり、次第にお湯に変わります。

お湯になってしまえばこっちのものです。多少水を入れてしまっても、溢れてくるのはお湯です。つまり、思考はポジティブになるのです。

ということではないかと考えています。

と言いますのも、わたし自身、もともとネガティブな考えをするタイプでしたが、ポジティブな情報を選択することを意識したことで、何事もポジティブに考えたり、ネガティブな裏側を考えたりするのが好きになりました。

わたしの意見では、一般的に言われているポジティブ思考、プラス思考は、自然に沸いてきた感情に対して「(無理やり)プラスに考えなさい」ということだと思っています。けれども、現実としてネガティブな感情はすでに沸き起こっているので、それを取り除くのは難しい…。

一般的なポジティブ思考を今回の湯船の例でたとえますと、「あふれ出た水をお湯に変えなさい」と言っているようなもので、「お湯に変えろと言っても目の前にあるのは水だから替えようがない。」と思うのが自然です。

わたしが今回お話したかったのは、出口である溢れた水をお湯に変えるのは難しいので、入り口となる部分をお湯(自分がワクワクするような情報、なりたい自分に近づくような情報)に変えようということです。

その結果、最初に湯船からあふれ出すのは水かもしれませんが、それは仕方のないことなのでOK。けれども、入り口をお湯に変えていくことを意識することで、次第にぬるま湯からお湯に変わって、ふと気づいた時に自然とポジティブに考えていることに気づく…という方法です。

ポジティブ思考が大切だといわれている昨今ですが、その思考プロセスが抜けているので、多くの方が「ポジティブに考えられない自分」に思い悩んでいる方が多いのではないかと思います。そのお役に立てればと思い書き起こしてみました。

さらにもう少し具体的なステップや、私の実際の体験談など、詳しくは無料レポートを作っておりますのでもしよろしければ読んでみてください。

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