経営者よ、農業を学べ!
今日、妙高山に雪が降りました。
写真に撮ってみなさんにお見せしたかったのですが、雲がじゃまをして撮らせてくれません。残念。
私は、地方在住です。新潟県の妙高高原というところに住んでいます。年代によっては、赤倉や池の平という地名を出したほうがわかりやすいかもしれません。回りは山と緑が溢れています。今は紅葉で山が真っ赤で、今にも燃え出しそうです。
地方に住んでいますと、四季を間近に感じます。そして、四季折々の食も味わえます。今日、先日収穫した新米を今年初めて食べました。新潟といえばコシヒカリをイメージされる方が多いかもしれませんが、私の家で作っているのはあきたこまちです。夏はエアコンがいらないぐらい涼しいところなので、コシヒカリは育ちません。コシヒカリもおいしいですが、すりたての米のうまさといったらコシヒカリにも負けません。
さて、地元の話はこのぐらいにして…。
我が家の畑仕事は基本的に親の仕事でした。「いつまでも甘えてちゃいかんだろ~」と思い、私も今年からわずかではありますが、自分で土を耕し、自分で苗や種を買っては植え、成長を楽しんできました。最初は、すごく大変なものかと思いましたが、意外や意外、とても楽しいのです。出張に出かけるときは、娘よりも「ズッキーニは大丈夫だろうか?」と思ってしまうほどです(笑)。
興味半分ではじめた農業(というほどのものではありませが…)ですが、ふと気がついたんですよね。
「あれ、農業ってビジネスと同じだな」
たとえば、ビジネスの世界では成長カーブとかと言われますが、農業の世界では四季を見て種を植えるなんてことは基本の「キ」です。ビジネスは繰り返すと言いますが、自然を眺めていれば繰り返すことは当然のことです。
農業の中にも、「2:8の法則」が出てきます。(ホントです)
適切に処置しないと、ダメになります。(いわゆる倒産です)
そんな、自然や農業の構造と、ビジネスの構造の関連性を、この一年眺めてきました。(←アホですね。)
いやぁ、非常におもしろかったです。農業をやって、自然の流れを見ていたら、
「経営者層は、農業を知るべきだ!」
と思いました。(大げさですが…)
というわけで、数回に渡って、農業の構造とビジネスの構造を比較してみたいと思います。農業がよい/悪い、ビジネスがよい/悪いという話ではありません。読んでみたら「当たり前」のことばかりかもしれません。
なにかしらのヒントになれば幸いです。
では、次回をお楽しみに。