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組織、マネジメントの理論とその実践を、スポーツ・学校を通して考える。

定時制バレー部の挑戦・・・7 ノブレス・オブリージュ

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夜間定時制に勤務し始めて1ヶ月半

自分の価値観が少しずつ変化し始めています

今まで気が付かなかったことに気づいたり、今までのことを考え直したり

今 目の前にいる生徒たちは、そのほとんどが十分に恵まれた中で過ごしてきたわけではなく、苦しく厳しい中で働きながら勉強している。そんな彼らに同情は失礼だし、それは違うと思っている。人は皆、それぞれの置かれた場所で、花を咲かせようと務めるべきものだし、華やかな舞台に立てるものはそこをめざし、一生懸命にやるのが大事。

ノブレスオブリージュ・・・社会的に地位のあるもの 会社で役職のある人たちのような立場のある人間が自覚すべき義務と責任

を強く意識するようになってきました。自分は決して「ノブレス」でも、地位も役職もありません。ただ、ノブレスの人たちに、自分の楽しみと共に何か社会のために還元出来ることはないのだろうか、と思ってもらいたい。「若者と一緒に汗を流してみませんか」と書いたのは、そういう思い。

ノブレスオブリージュを体現出来る大人は素敵だし、そういうおじさんになりたい。そういう社会は成熟した社会だろう。

高校生と一緒に高遠さん(イラクで人質になった)の講演を聴いたとき、生徒が「今、日本にいる私たちが苦しんでいる人たちのために、何ができるんでしょうか」と涙ながらに質問していた。高遠さんは「そう思ってくれる意識や支援への理解があるだけで、立派な支援です」と答えてくれた。ここにもノブレスオブリージュがある。

自分は今まで何をしてきたのだろう。ノブレスではないが社会のためにオブリージュであるべきだった。

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