魔法の数字 再び
再びと言われても何の事やらというお話もあるかと思いますが、実は私自身が2007年に正に 魔法の数字 というエントリーを書いていました。日付を見ると2007/03/18。その頃から今に至るまでまぁ色々あったよねと勝手に感慨に耽ったりするんですが、まぁそれはそれ。でも、7年以上もの時を経ても結局同じようなことを考えてる自分に気がつくと、なんと進歩の無い事かとガックリしますが。
経験則は説明しづらい
芸歴が長いおかげで、いわゆるB2Bマーケティングやイベント・マーケティングの世界にある魔法の数字はもちろん幾つも知っています。でも、その根拠を示せといわれてもそれらのほとんどが事実上経験に裏打ちされたノウハウから来てるところがあるので意外と難しい話だったりします。そもそも一般化すること自体が難しくて、前提条件を幾つか設定したうえで例えばこういうケースはこんな感じになるはずですという説明をしないと妙に誤解を受けるようなケースもあります。
でも同じような立場で仕事をしてる方とお話をするとほぼ同じ魔法の数字を持っていたりします。確実に同じようなモノサシを持っていたりします。
体は覚えてるけれど、「わかりやすい」説明の方法は覚えてないという罠
何故それが言えるかってのは本当にノウハウの世界の世界なので、関係者同士では直ぐに判るが一般的に説明しづらいところがあります。これはたとえば私自身がそういうサービスやソリューションを売りこむ立場ではなく、経験則をふまえつつ自分の或いは自分の組織の為に企画を立ててプロに仕事を依頼する立場が人生経験の殆どだというところに起因するのかもしれません。いや、こう見えても結構口下手説明下手なんですよ。
因みに誰がやっても大体そこに落ち着いちゃう魔法の数字ってのは意外なほど一杯あるんですが、何かの拍子に答え自体は即答できるけどわかりやすく理由を説明してくれと言われると意外に難しい相談をたまに受けたりします。たとえば「ある施策から取れるリードの割合ってどれくらいを想定すれば良いのかな?」みたいな漠然とした質問とか。
何気に曲者です。
時間がかかっても説明してわかってもらうか、あるいは勉強する道筋を教えて逃げるか
逃げるというと語弊がありますが、仕方ないのでそれでもどっかにそんな数字の根拠を説明している資料ってないかなと探したりはします。でも結局有名なあっちににたどり着いたり別のこっちにたどり着いたりして、でもそこには数字の根拠となる情報なんてないのは先刻承知なので結局(自分で勝手に)ガッカリしたりします。挙句の果てに知人のご挨拶が顔写真入りで載ってるところにたどり着いたりしてなんだか「あー」とか思ったり。
いや、その会社やそこの仕事がどうのって話ではなくて、ひさびさに顔を見たなぁっていうだけの話です。結局今回の成果は随分何年もお会いしてない方が何もお変わり無く元気でいらっしゃることを確認できたことでした。
ということで、自分で学ぶのはともかく、人に自分の経験則をキチンと伝える方法をちゃんと考えないとダメだな、という話以前に自分でもう一度色々と整理をしたほうがいいなと改めて思いなおした次第です。